ラージヒル　Large Hill　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父キングズベストは名牝Urban Seaの半弟にあたる英2000ギニーの勝ち馬。種牡馬として初年度からProclamation（サセックスS）、Dubai Surprise（リディアテシオ賞）と2頭のG1ウイナーを送り出すと、2010年にはエイシンフラッシュが日本ダービーを、ワークフォースが英ダービーを制する“日英ダービー制覇”の快挙を達成。その他にも中央ではコスモメドウ（ダイヤモンドS、阪神大賞典2着）やトーラスジェミニ（東風S、ディセンバーS、巴賞、エプソムC3着／母の父は出品本馬と同じマンハッタンカフェ）、ジョイフル（タンザナイトS）、アイトーン（若葉S）、ミスニューヨーク（スピカS、秋華賞5着／母の父は出品本馬と同じマンハッタンカフェ）、ビッククインバイオ（アルテミスS3着、新潟2歳S3着）、地方でも盛岡重賞・OROターフスプリントの覇者シャドウパーティーなど、産駒は活躍の場を選びません。

一方の母系は、近親にプリークネスS、ベルモントSの米二冠を制したタバスコキャットがいる名血。おじにロードマジェスティ（都大路S、ニューイヤーS、ジュニアC、共同通信杯5着）、ロードヴァンドール（日経新春杯2着、金鯱賞2着、阪神大賞典3着）、ロードヴォルケーノ（大山崎特別）、いとこにアルセナーレ（関東オークス3着）と活力に満ち溢れており、半姉プレミアムゲームは南関東4勝・高知5勝、半弟ヘブンリギフトは昨秋の新潟で新馬勝ちを収めています。

本馬は2歳8月の新潟芝1600mでデビュー。徐々にポジションを押し上げ中団に構えますが直線はジリジリと差を詰め6着でゴール、距離が延びて良さそうな印象を受けました。目論見どおり1ハロン延長がプラスに働き2戦目は現OPのシークレットランやマイネルサーパスなど強豪が揃うなか僅差の2着に食い込むと、3戦目で順当勝ちを決めます。クラシック路線を睨み昇級後も芝の中距離に照準を絞りましたが、やや切れに欠けるためデビュー7戦目に初ダートを試みると適性を見せつけます。2019年11月に鮮やかな逃げ切りで2勝目をマークすると、勢いは止まらず2勝クラスも突破。昨年4月には3勝クラスで連対実績を果たすまで力を付けてきましたが、そこから壁をブチ破ることが出来ず今年3月のレースを最後に南関東へ移籍します。
先月20日に大井の立花厩舎へ入厩し着々と態勢を整えていましたが、出走予定週の追い切り後に右前肢に故障が判明したため、残念ながらこのタイミングで手放すことに致しました。中央3勝クラスでも前へ行けた馬ですから、地方なら十分通用するという期待を持っていました。年齢的にもピークを過ぎてはいませんし、時間を掛けて立て直しを図れば再生の道は残されていると信じています。新たなオーナーの下で活躍する姿を陰ながら応援いたしております。
尚、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
出走予定週の追い切り（4F51-3F37）後、右前裏筋がモヤッとし触診でも反応するため5月13日にエコー検査を実施しました。損傷率は出ていないものの屈腱炎という診断。ただ程度としてはごく軽いもので、経過が順調であれば半年位で復帰できるのではないかという見立てでした。とても残念ですが、一日でも早い復帰を願っています。（大井競馬・立花伸調教師）


※2021年5月13日に右前肢に屈腱炎を発症しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
5月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有)リーヴァ