エスペルト　Esperto　　セン　４歳　　※中央競馬　登録抹消

父フェノーメノは3歳時に青葉賞に優勝し、日本ダービーではディープブリランテをわずかにとらえることができずハナ差の2着。秋にはセントライト記念を勝ち、菊花賞ではなく、古馬相手の天皇賞・秋に向かいましたが、こちらもエイシンフラッシュの2着と、大一番ではあと一歩届きませんでした。しかし、4歳初戦の日経賞を勝つと、続く天皇賞・春では同じステイゴールド産駒の同期生ゴールドシップらを打ち破り待望のG1初制覇。5歳時にも同レースを制し、G12勝の勲章を引っ提げて種牡馬入りします。産駒のデビューは2019年。JRAでは芝、ダートを問わずにまんべんなく勝ち上がっており、キタノオクトパスがジャパンダートダービーで3着となるなど活躍。地方競馬で活躍する産駒も多く、門別から金沢に移籍したエムティエーレが重賞の金沢ヤングチャンピオンに優勝。同じく金沢のドンナフォルテは重賞の金沢プリンセスCなどで2着となっています。これからますます産駒の活躍の場は広がると思われます。

母系を見ますと、半兄トモジャポルックスはJRAのダート短距離で2勝、半姉パルパルパピヨンはJRA1勝ののち南関東で3勝を挙げました。叔父のウォーゲームはJRAで芝、ダートを問わずに4勝。母のいとこにはダート重賞5勝を挙げたメイショウトウコンがおり、祖母エナジーストーンは芝で3勝を挙げ、フェアリーSで5着に入っています。3代母ルナオーキッドは皐月賞馬ダイナコスモスの半妹。一族からは函館記念勝ちのクラフトマンシップ、重賞3勝のクラフトワークなども出ており、ハイレベルなファミリーとなっています。

本馬は2019年9月29日に中山芝1800mの新馬戦でデビューし、現在重賞で活躍中のポタジェから1秒5差の12着。2戦目以降はダートに舞台を移し、2戦目、3戦目は先行する競馬で粘りを欠きましたが、その後は差す競馬に転じて内容が良化。6戦目の東京1400m戦でタイム差なしの2着に好走し、続く函館1700m戦では中団から早めにまくっていく競馬で抜け出し、メンバー最速の上がりタイムをマークして6馬身差の圧勝。このときの2着馬は現在芝の3勝クラスで勝ち負けを演じているモズナガレボシです。
昇級2戦目となる昨年11月の東京1600m戦では、5着馬までがのちに勝ち上がるハイレベルな顔ぶれで6着と、1勝クラスでも通用するだけの能力を見せました。その後、イレ込むときついところがあったため、去勢手術を実施。今年3月に復帰し、3戦を消化。着順的には2走前の中山1800m戦の7着が最高ですが、12着だった前走の東京1600m戦も着順ほどは負けていない印象です。

ここ2戦は馬体重が減り続けており、そのあたりは去勢手術の影響が残っている可能性もありますが、そのあたりは徐々に安定してくるはずで、本当に効果が出るのはもう少し先でしょう。距離的にはマイル前後がベストで、JRAの1400m戦では少し忙しい感じはありましたが、地方競馬のペースなら流れに乗った競馬ができると思われます。晩成型の血統でもあり、息の長い活躍を期待していいでしょう。
なお、右の腰に擦過傷があり、患部を気にして自分でこすってしまうようなところがあります。添付の画像をご確認ください。本馬の状況を十分ご理解いただいた上で、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※2020年11月25日（3歳時）に去勢手術を実施しています。。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
6月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ラ・メール