アクラー　Akra　　セン　７歳　　※地方競馬　在籍

父スウェプトオーヴァーボードは現役時に米G1を2勝。エインシェントタイトルH、メトロポリタンHともにレコードタイムでの完勝でした。引退後は日本にて種牡馬入りし、初年度から重賞ウイナーを輩出。以降も最優秀短距離馬レッドファルクス（スプリンターズS連覇）をはじめ、オメガパフューム（東京大賞典3連覇、帝王賞、平安S、シリウスS）、パドトロワ（函館スプリントSなど重賞3勝）、リッジマン（ステイヤーズS）、Florentino（米G2ジェファーソンC）、エーシンブラン（兵庫チャンピオンシップ）、アーバンストリート（シルクロードS）、キョウエイアシュラ（オーバルS）、ドリームスカイ（東京ダービー）、ノットオーソリティ（東京シンデレラマイルなど地方重賞6勝）など、産駒はダートの短距離から芝の長距離まで幅広い適性を示します。

一方、母系はウインアピール（むらさき賞、タイムス杯など中央6勝）を産んだウインローマを5代母に、ハナキリュウ（オクトーバーS、アルゼンチン共和国杯4着）を産んだウインアイドルを4代母に持ち、重賞戦線を歩んだマリアキラメキ（芙蓉S、京成杯3歳S2着、阪神3歳牝馬S4着）らもこのファミリーの出身。おじシゲルフセルトは門司特別、不知火特別、西宮Sと破竹の3連勝を飾り、夏の上がり馬として菊花賞に駒を進めたほどの実力馬で、半兄ノアロックは門別2勝後、転籍緒戦の川崎でも勝利を収めています。

JRA在籍時には、初ダートだった3戦目の京都・2歳未勝利（ダ1400ｍ）で4着に好走したほか、園田の交流競走で2着に入った実績の持ち主です。3歳夏に南関東へ移籍し、初戦（大井・ダ1500m）を8馬身差で圧勝すると、続く同舞台で2連勝を飾ったこともありました。2018年11月の当オークションにて落札し、園田競馬へ移籍。降級の利を活かし、C1とC3で計2勝を獲得するなど、タフな走りを見せてくれました。今年1月には、もうひと花咲かせて欲しいとの思いから、高知競馬へ活躍の場を求め、14戦して3着4回。残念ながら勝利を獲得するには至りませんでしたが、高知へ移籍後、約4ヶ月でコンスタントに14戦も消化したように、相変わらずの丈夫さを発揮してくれています。脚や体調などに特に問題はなく、今回は所有頭数整理のための出品ですので、新たなオーナー様の下、まだまだこれからも頑張ってくれると思います。

【本馬についての現状説明】
馬体や体重などから決して非力なタイプではないと思いますが、レースぶりを見ると、パワーを要する馬場よりも、スピードが求められる馬場の方が合っているようです。砂質が軽い競馬場の方がよりチャンスが増えるのではないでしょうか。（高知競馬・工藤真司調教師）


※2019年5月18日（5歳時）に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※高知競馬場・工藤真司厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
6月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：湯浅　健司