ダンツアスカ　Dantsu Asuka　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父クリエイターⅡは初勝利までに6戦を要したものの、アーカンソーダービーで最後方から直線一気の追い込みを決めてG1初制覇を達成すると、日本からの遠征馬ラニも出走していたベルモントSでは、ゴール前での競り合いをハナ差制して最後の一冠を奪取。トラヴァーズSでアロゲートの7着に敗れたのを最後に現役を引退、日本にて種牡馬入りとなりました。初年度は85頭に種付けを行い、2020年より産駒がデビュー。5月にリュミエールが門別で新馬戦を圧勝すると、9月の中山ではグローエルディング、ユイノシワザが中央で勝ち名乗り。年明けの岩手重賞・金杯ではマツリダジョオーが3着に好走しています。米チャンピオンサイアーTapitを父に、ペルーの2歳・3歳・古牝馬チャンピオンを母に持つ優秀な血統背景も大いなる魅力と言えるでしょう。

一方の母系は、祖母メモリーズオブロニーから日本で堅実に勢力を拡大しつつあるアメリカ由来の有力ファミリー。近親には米重賞2勝馬Passing Ships（ギャラントフォックスH、ディスプレイH）の名があり、おじにツルマルジャパン（マリーゴールド賞、小倉2歳S3着）や中央5勝馬トーホウファイター（芦屋川特別、日南特別）、おばにツルマルオトメ（桶狭間特別、ダリア賞2着、フェアリーS5着）、いとこにサムシングジャスト（初音S、府中牝馬S3着）、シンジュボシ（祇園特別）、サダムテンジン（函館2歳S4着）など、配合相手を選ぶことなく、次々に活躍馬が誕生しています。

2020年のJRAブリーズアップセールにて1276万円で購入。それから約2ヶ月後の6月21日、阪神・2歳新馬（芝1600m）でデビューし、ここまで芝、ダートを問わず、1200m戦を中心に計7戦を消化しましたが、思うような結果が残せず、今回のサラブレッドオークションに出品する運びとなりました。前走の7月18日の小倉・3歳未勝利（ダ1700m）は、いかにも距離が長いといった印象のレース内容でしたが、2走前の5月23日の中京・3歳未勝利牝（ダ1200m）では、3、4コーナーで上位進出を窺わせる脚色で見せ場を作るなど、それまでのレース内容とは違った面を披露。レース経験が徐々に活かされ始めています。環境が変わり、相手関係も楽になる地方競馬なら、さらなる変わり身を見せることも可能でしょう。幸い悪癖はなく、脚元やノドに関しても特に問題はありませんので、即戦力候補としてご注目いただけると大変嬉しく思います。
なお、全身に少し皮膚病が出ています。また、両前球節が少しモヤッとしています。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
7月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：山元　哲二