エルカミーノ　El Camino　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父ダイワメジャーは現役時に天皇賞・秋やマイルCS連覇などG1・5勝を挙げ、2年連続で最優秀短距離馬に選出。種牡馬としての活躍も目覚ましく、ファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝いた2011年以降、カレンブラックヒル（ＮＨＫマイルC）、コパノリチャード（高松宮記念）、ブルドッグボス（ＪＢＣスプリント）、メジャーエンブレム（ＮＨＫマイルC、阪神ジュベナイルフィリーズ）、レーヌミノル（桜花賞）、そしてアドマイヤマーズ（香港マイル、ＮＨＫマイルC、朝日杯フューチュリティS）やレシステンシア（阪神ジュベナイルフィリーズ）など、多くのG1ホースや重賞勝ち馬を輩出し続け、常時サイアーランキングの上位を賑わせています。

一方、母系はLydian（ミラノ大賞、ベルリン大賞）やMot d'Or（オカール賞、パリ大賞3着）を産んだMiss Manonを4代母に、リブルズデイルSの勝ち馬でヨークシャーオークスでも3着と善戦したBallinderryを曾祖母に持つ、有力ファミリー。母の全姉にSilk And Scarlet（愛デビュターントS）、おじにDanger Over（セーネオワーズ賞）、いとこにエイシンアポロン（マイルCS、京王杯2歳S、富士S）やMinorette（ベルモントオークス）、Master of Hounds（ジェベルハッタ）、Second Step（ベルリン大賞）、近親にSanglamore（仏ダービー、イスパーン賞、Kジョージ六世＆QエリザベスS2着）と活力に満ち溢れており、半兄エイシンジーンは園田転籍後2連勝を挙げました。
また、ダイワメジャー×Sadler's Wellsの配合からは、中央5勝クラウンディバイダ（ジューンS、巴賞4着）や、ヤマニンファラオ（ラジオNIKKEI賞2着、青葉賞4着）、キョウワヒラリー（飛竜特別）、マナウス（京都2歳S3着）、園田7勝ファラオカズマなど、複数の活躍馬が出ています。

2019年の北海道サマーセールで270万円にて落札。今年2月にJRAよりデビューし、2戦を消化しましたが、ともに思うような結果が得られなかったことから、高知競馬へ移籍しました。その初戦となった4月18日の高知・3歳-5（ダ1300m）ではスタートで遅れたものの、徐々にポジションを上げると、最後の直線で外から抜け出し、いきなり初勝利を獲得してくれました。この調子で勝ち星を量産してくれることを期待していましたが、その後はいいところがなく、4戦連続で掲示板外。砂を被ると嫌がるところがあるとのことで、7月17日の高知・ファイナルレース3歳（ダ1300m）では早めに外へ出し、なるべく砂を被らないようにレースを進めたところ、最後の直線でも外からジリジリ脚を伸ばし、3着に入線しました。しばらくは馬群を避け、外目のポジションでスムーズな競馬を心掛けた方がいいかもしれません。ダイワメジャー産駒特有の筋骨に恵まれた逞しい馬体をしており、体重も500kgを優に超える大型馬。ゆえに砂の深い地方競馬でも戦える下地はしっかりできており、レース経験を積み、課題を乗り越えていけば、さらに活躍してくれると思います。

【本馬についての現状説明】
高知での初戦は外枠でしたので、この馬なりにスムーズな競馬ができましたが、その後は前を走る馬が蹴り上げる砂を嫌がるところがあり、最後まで本来の走りができませんでした。脚元はもちろん、ノドの心配もなく、体自体はしっかりしていますし、ダイワメジャー産駒らしい大柄な馬体、パワフルなフットワークは好感が持てますね。（高知競馬・別府真司調教師）


※南関東3競馬場（川崎・船橋・浦和）への特例転入が可能です（大井競馬への転入は不可）。

※高知競馬場・別府真司厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
7月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：石橋　正人