アブレイズヒーロー　Ablaze Hero　　牡　４歳　　※中央競馬　登録抹消

父スクリーンヒーローはアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇を果たし、続くジャパンCにおいてディープスカイやウオッカら強豪馬を退け、堂々G1ホースの仲間入り。種牡馬としてのパフォーマンスも目覚ましく、初年度からモーリス（安田記念など日香G1・6勝）やゴールドアクター（有馬記念など重賞4勝）を輩出すると、以降もグァンチャーレ（シンザン記念）やトラスト（札幌2歳S）、ジェネラーレウーノ（セントライト記念、京成杯）、クリノガウディー（朝日杯フューチュリティS2着）らが活躍。そして現4歳世代からはウインマリリン（日経賞、フローラS、オークス2着）、3歳世代からはクールキャット（フローラS）と、グラスワンダーの後継馬として優秀な実績で信頼を勝ち取り、絶大なる人気を集めています。

一方、母系は米G1アーリントンクラシックの覇者Sumptiousを産んだDesert Lassを5代母に、中央4勝グレイエミネンス（内外タイムス杯、エーデルワイスS、若鮎賞）を曾祖母に、中央5勝レミニセンス（鷹巣山特別、月岡特別）を祖母に持つ、信頼のファミリー。近親にはNAR2歳最優秀馬ディラクエ（北海道2歳優駿、全日本2歳優駿2着）や、エミーズスマイル（アネモネS）、エミーズパラダイス（ロジータ記念など地方重賞2勝、エンプレス杯2着）、ホウオウエミーズ（織姫賞、マーメイドS5着）などの活躍馬が名を連ねており、おじサンライズセンスは中央で3勝、名鉄杯やあずさ賞に勝利しています。

本馬は2019年北海道トレーニングセールで2,430万円にて購入され、2歳11月に芝1800mでデビュー。追い切りの内容から2番人気に支持されましたが、随所に幼さを見せ、かつ条件も合わなかったようで15着となってしまいます。2戦目は条件をガラッと変えてダ1400m戦に出走すると、2番手追走から直線でもしぶとく脚を使って、勝ち馬と0.2秒差の3着。大幅な前進を見せました。2歳の暮れの12月28日。再度ダ1400m戦に向かうと、スッと好位につけて早め先頭から押し切り、3戦目で嬉しい初勝利。将来性の高さを感じさせる内容でもありました。
年が明けてからは、一旦休養を経て次走に向けて調整されていましたが、前肢にもやつきが出てきて、トレセンの診療所でエコー検査を行ったところ、右前浅屈腱炎を発症していることが判明。腱内部の中心となるコア（核）型で損傷率が20%を上回るとの診断から、ステムセル（幹細胞）移植療法を施しています。
その後は北海道まで戻し、1年以上じっくりと進めてきて、今年の6月下旬に福島県の育成場へ移動。復帰に向けて調整を進めていましたが、先週後半から右前脚に熱を持ち始めたためエコー検査を行ったところ、右前脚の浅屈腱炎を発症しているとの診断が下りました。患部の損傷率はコア型で30%以上。再発であることも踏まえた結果、このタイミングでサラブレッドオークションへの出品となりました。
ここまで僅か3戦しかしておらず、その内容を見ると、脚元が無事であればと断腸の思いですが、じっくりと時間を掛けてあげれば復活する可能性はあるはず。この休養期間で更に成長を遂げており、馬っぷりは物凄く良いので、手元でその走りを見られないのは非常に残念ですが、しっかり回復して復帰することができれば、現役の競走馬としてまだ価値はあるのではないかと思っています。成長力豊富なスクリーンヒーロー産駒ということもあり、長い目で見てくださるオーナー様に落札していただければ幸いです。
現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2021年7月27日に右前浅屈腱炎（コア型・損傷率約30%）を発症しています。

※2020年2月27日（3歳時）に両前浅屈腱炎（右前：損傷率20%以上、左前：軽度）を発症。事故見舞金18号（JRAの施設内で発生した屈腱炎により9ヵ月以上出走できなくなった場合）を受給しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ノルマンディーファーム小野町（福島県田村郡小野町飯豊）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
7月31日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング