リンノファンタジー　Rinno Fantasy　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍

父プリサイスエンドは現役時に9戦して米重賞勝ちを含む4勝（すべて3着以内）。先に外国産馬として来日した産駒3頭がすべて勝ち上がりを見せると、本邦輸入後の産駒であるグロリアスノア（根岸S、武蔵野S）やカフジテイク（根岸S）が中央G1戦線で大活躍。他にもシェアースマイル（エーデルワイス賞）やショウリダバンザイ（浦和・桜花賞、川崎・ロジータ記念など地方重賞7勝）、プリマビスティー（大井重賞・東京2歳優駿牝馬、エーデルワイス賞3着）、スマイルピース（大井重賞・黒潮盃、東京ダービー2着）、さらには今年の兵庫ダービーを制したスマイルサルファーをはじめとして、これまでに中央・地方合わせて33頭の重賞ウイナーを輩出するなど、おもにダートのスピード競馬に抜群の適性を示し、長年にわたって根強い支持を受けています。

一方、母系はアスタリタSの覇者Dihelaを5代母に、スピナウェイSを制したShare the Fantasyを曾祖母に持ち、近親にはLismore Knight（アーリントンクラシックなど米G2・2勝、セクレタリアトS3着）らが存在。おばに樫の女王エリモエクセル（オークスなど重賞4勝）、いとこにエリモブライアン（ステイヤーズS、阪神大賞典2着、きさらぎ賞2着、菊花賞3着）やエリモシャルマン（ステイヤーズS2着、アルゼンチン共和国杯3着）、リトルダーリン（蓬莱峡特別、忘れな草賞4着）など活力に溢れており、半兄フラットライナーズは船橋記念、習志野きらっとスプリントと船橋の重賞を2勝、南関東で計10勝を挙げる活躍を見せました。
また、プリサイスエンド×タイキシャトルの配合からは、地方26勝メイショウパーシー（高知重賞・建依別賞）、中央1勝・笠松9勝ネイバルエンスン、門別・佐賀14勝ゲットワイルド（佐賀重賞・中島記念2着、九州大賞典3着）など、多くの勝ち馬が出ています。

昨年5月にホッカイドウ競馬よりデビューし、門別では通算5戦で2着2回、3着1回。特に最終戦となった11月4日の門別・2歳牝馬未勝利では、勝ち馬とアタマ差の好勝負を演じ、力のある所を見せてくれました。そして、昨年のホッカイドウ競馬終了後に園田の現厩舎へ。移籍2戦目、今年1月6日の園田・3歳未勝利50万円以下（ダ820m）で初勝利、2月17日の姫路・3歳C1特別（ダ1400m）で2勝目を挙げました。2勝はともに、先行して抜け出す形のもので、前目のポジションで競馬ができるスピードタイプと言えるでしょう。前走、7月22日の園田・C2二（ダ1400m）でも、古馬との初対戦でも2番手につけられましたが、粘りを欠き、7着。ただ、そんな中でも持ちタイムを1秒4も短縮していましたし、まだまだ伸びしろを残していると思います。

なお、先述の通り、半兄に南関東の短距離重賞を2勝したフラットライナーズ、おばにオークス馬エリモエクセル、曽祖母に米G1馬のシェアザファンタジーがおり、しかもサンデーサイレンスの血を一滴も含んでいない血統構成。馬格にも恵まれていますので、将来の繁殖牝馬候補としてもご検討いただければ幸いです。

【本馬についての現状説明】
これといった悪癖はありませんが、移籍初戦となった昨年12月22日のレースで、枠内駐立不良の注意を受けました。その後のレースでは尻尾を持って対処しており、特に問題となるような行動は見られません。念の為、ご注意ください。（園田競馬西脇・長倉功調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※園田競馬西脇馬事公苑・長倉功厩舎（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
7月31日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：林　正夫