トーセンソワレ　Tosen Soiree　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父トーセンホマレボシは天皇賞・秋など重賞を4勝したトーセンジョーダンの半弟。期待のディープインパクト産駒として京都新聞杯を当時の日本レコードタイムで制し、続く日本ダービーでも僅差の3着とポテンシャルの高さを見せました。また種牡馬としても初年度産駒にあたるミッキースワロー（日経賞、セントライト記念、七夕賞、天皇賞・春3着、ジャパンC5着、大阪杯5着）が王道路線を邁進。以降も準OP馬ハイヒール（小倉日経OP3着）やダディーズマインド（ラジオNIKKEI賞4着）、カレングロリアーレ（相模湖特別）、地方ではカガノホマレ（金沢重賞・サラブレッド大賞典）やシベリアンプラウド（門別重賞・王冠賞2着）など、芝はもちろんのことダートへの対応力も見せています。

一方、母系はサンチャリオットSやネルグウィンSの覇者Cranberry Sauceを5代母に、Kind of Hush（プリンスオヴウェイルズSなど英重賞2勝）やDusty Dollar（サンチャリオットS）を産んだSauceboat（チャイルドS、英ナッソーS2着2回）を4代母に持つ英国由来の名門ファミリーで、フロンタルアタック（神戸新聞杯2着、中日新聞杯2着）やミスイロンデル（兵庫ジュニアグランプリ）らもこの一族の出身。おじにキングジョージⅥ世＆QエリザベスSを11馬身差のコースレコードで圧勝し、本国にて有力サイアーの仲間入りを果たしたハービンジャーの名が燦然と輝いており、兄姉たちは英仏にて安定した戦績を収めています。

2020年2月6日の当オークションで落札しました。それまでは中央で9戦0勝、4、5着が各1回。ダートの出走歴はなく、地方競馬の適性は未知でしたが、移籍2戦目の船橋・3歳五（ダ1500m）で2着に好走すると、そこから6戦連続で馬券圏内に好走。ダートや地方競馬の適性を示し、さらに今年2月22日の浦和・川越市マスコットキャラクターときも賞（ダ1500m）では3、4番手のインコースから直線で抜け出し、待望の初勝利を獲得しました。ただその後は、6戦を消化するも全て掲示板外と、南関東の現級では苦戦が続いています。これ以上続戦しても変わり身が期待しづらいことから、ここで環境を変えてあげることが得策と判断し、今回のサラブレッドオークションに出品する運びとなりました。新天地で相手関係や精神面もリフレッシュされれば、初勝利時のような先行力が戻るなど、レースぶりに変化が出てくるかもしれません。まだ4歳と老け込むような年齢でもありませんので、移籍先で元気に復活してくれることを祈っております。

【本馬についての現状説明】
3歳時は先行も差しもでき、コンスタントに上位争いに加わってくれました。あの頃の勢いが戻れば、まだまだ活躍してくれると思います。正直、現状の南関東C1クラスでは厳しいですね。もう少し成長力を引き出してあげたかったという思いはあります。（船橋競馬・岡林光浩調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
7月31日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：鶴谷　義雄