トーセンイザベル　Tosen Isabel　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍

父トーセンファントムは2冠馬ネオユニヴァースの2世代目の産駒で、新馬、アイビーSを連勝。続く東京スポーツ杯2歳Sでローズキングダムの2着となり、クラシック戦線での活躍が期待されましたが、朝日杯FSのレース中に故障を発生。競走能力を喪失して引退、種牡馬入りしています。産駒の数は決して多くありませんが、そのなかからクローバー賞勝ちのマシェリガールや、サウジアラビアRCを勝ち、豪州に移籍してG1を2勝したブレイブスマッシュ、JRA2勝ののち豪州に移籍してリステッドレース勝ちを果たしたハレルヤボーイなどを送り出し、地方競馬でも多くの産駒が勝ち上がっています。

母系を見ますと、母クルーズライナーはブラジルでG1のガヴェアディアナ大賞、ゼリアゴンザガペイショトディカストロ大賞を勝った名牝。伯父のArqueiroもブラジルで5勝を挙げ、リステッドレースで好走しました。他にも、3代母Ex Factoの子孫にはG1Jマルティンズ大賞勝ちのParfum Parfait、G2フランシスコVPマシャド大賞勝ちのEtapa Vencidaといったブラジルの一流馬や、ウルグアイの重賞好走馬が出ており、2010年代以降も高いレベルで活躍を続けている勢いのあるファミリーです。さらに溯れば、一族からは南米だけでなく、イタリアのG3勝ち馬であるKiris Worldなども出ており、6代母Lady Be Goodは米国の重賞勝ち馬。子孫には仏1000ギニーや英G1フィリーズマイルなどを勝ったCulture Vultureなども名を連ねています。

本馬はいったんJRAに登録し、美浦に入厩してゲート試験にも合格しましたが、デビューすることなく年明けに大井に移籍。2021年3月9日に大井ダート1200mの3歳未受賞戦でデビューしました。互角のスタートからまずまずのダッシュを見せ、道中は好位の内を追走。直線で狭いスペースを割ってくるほどの脚は見せられませんでしたが、しぶとく食い下がって5着でゴール。勝ち馬は5馬身差の圧勝でしたが、2着馬とは0秒2差と差はなく、悪い内容ではなかったと思われます。2戦目は3月23日に同じ舞台の3歳80万条件戦に出走。着順こそ7着と落としましたが、勝ち馬との着差は0秒5差と詰めてきています。その後、サラブレットオークションにて落札、川崎競馬へと移籍します入厩した当初はカイ食いが良くなく、なかなか身にならない所があったのですが、最近はカイ食いもよくなり大井時代から20キロ以上馬体を増やしているように成長途上条件次第ではまだまだ活躍が出来る馬です　

【本馬についての現状説明】
ウチに来た当初はカイ食いが細く非力感が強かったのですが、環境にも慣れカイ食いが良くなり少しずつ身になってきています脚元は非常に丈夫な部類なので、これからもしっかり競馬へ使っていける馬だと思います。（川崎競馬・池田孝調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・池田孝厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：高橋　貢