シエスタキー　Siesta Key　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父スマートファルコンは逃げて後続を圧倒する強さでJBCクラシック、東京大賞典連覇を含むダートG1を6勝。種牡馬としてもゴールドアリュールの有力後継者としてダート適性の高さを示しており、中央では重賞勝ち馬オーヴェルニュ（東海S、平安S）を筆頭にアシャカダイキ（クラスターC4着）やリワードアンヴァル（鳳雛S2着、アンタレスS4着）、リヴェルディ（鳳雛S2着）、タイサイ（堺S）といったOP馬を、地方ではティーズダンク（地方重賞2勝、全日本2歳優駿3着、東京ダービー3着）をはじめ、ブロンディーヴァ（川崎・ローレル賞、大井・優駿スプリント2着）やチサット（大井・京浜盃）、ラジアントエンティ（園田・笠松重賞2勝）、アイオブザタイガー（金沢重賞2勝）などの重賞ウイナーを輩出しています。

一方、母系はSea Hero（ケンタッキーダービーなど米G1・3勝）やHero's Honor（ボーリンググリーンHなど米G1・2勝）を産んだGlowing Tribute（シープスヘッドベイH連覇）を4代母に、ブシャーSを勝ち、G1アシュランドSで3着と健闘したMackieを曾祖母に持つ、名門La Troienneの血を継承する一大ファミリー。近親にはシーキングザベスト（武蔵野S、東京盃2着）や豪G1馬Mawingo（BRCドゥームベンC）、米G2勝ち馬Mr. Mellon（アーリントンクラシック）、ジョディー（フローラS3着）といった国内外での活躍馬がズラリと並んでおり、いとこには今年の南関東牝馬2冠馬ケラススヴィア（浦和・桜花賞、大井・東京プリンセス賞、関東オークス2着）が存在。半兄のマジェスティゲートは中央3戦目のダート1800mで勝ち上がっています。

本馬は2019年8月10日に新潟競馬場の2歳新馬（ダート1800m）にてデビューしております。中央ではしょせん含め4戦しており、テンの速さを活かした走りを見せましたが結果にはつながらず、2020年4月にサラブレッドオークションに出品されて同年5月には岩手競馬へ移籍しております。すると、移籍後初戦では先頭を見る形でレースを進めてコーナーワークで好位をとり、直線で先頭を一気に躱して初勝利をあげました。さらには次走でも同様の展開で直線で差し切って連勝を飾っており、はっきりと変わり身を見せてくれました。岩手所属時の成績は7戦して2勝・2着2回・3着1回・入着1回と安定感のある成績を上げており、さらなる飛躍を期して2020年10月には川崎競馬へ移籍しております。川崎移籍後の初戦では岩手で見せた勢いをそのままに、スタートから2番手につけて直線で前を捉えると後続に大きく差をつけてゴールしており、南関東でも遜色ない能力を示しました。今年に入ってからはやや勝ちからは遠ざかっておりますが確かな能力を備えた1頭です。
テンの速さを活かして前目につけて直線で脚を使う戦法で結果を出してきている本馬ですが、近走では距離の短縮もあってかなかなか前につけることができず、やや成績が物足りないものとなっております。しかしながら上がりのタイムではメンバー中上位を維持しており、位置取りさえできれば勝利をつかむことも十分可能でしょう。ここまで使い詰めてきているので、リフレッシュで状態の良化も期待できるでしょう。今後まだまだ走ってくれそうな本馬ですので、何卒ご検討くださいますようよろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
夏負け気味で、筋肉疲労もあって少しゴツゴツしています。小休止して立て直し、秋以降に備えればまだまだやれるでしょう。（川崎競馬・佐藤博紀調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・佐藤博紀厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：陣内　豊