ダンシングスター　Dancing Star　　牡　２歳　　※地方競馬　在籍

父シニスターミニスターはブルーグラスSを12馬身以上の差をつけて圧勝。引退後は種牡馬として日本に輸入され、テーオーケインズ（帝王賞、アンタレスS）やヤマニンアンプリメ（JBCレディスクラシックなど交流重賞3勝）、インカンテーション（武蔵野Sなどダート重賞6勝、フェブラリーS2着）、キングズガード（プロキオンS、南部杯3着）、マイネルバサラ（浦和記念）、ゴールドクイーン（かきつばた記念、JBCレディスクラシック2着）といった中央での活躍馬を筆頭に、地方でもラッキードリーム（ＪＢＣ2歳優駿）やコーラルツッキー（エーデルワイス賞）、ワークアンドラブ（大井・マイルグランプリ、サンタアニタT）、フラットライナーズ（船橋記念、習志野きらっとスプリント）、ナリタミニスター（地方重賞4勝、兵庫ゴールドT4着）など31頭にのぼる重賞勝ち馬を輩出。2019、20年とNARサイアーランキングの4位に堂々ランクインしています。

一方、母系はカムリーS2着のキャリアを有するFirst Darkを5代母に持ち、アメリカを中心として勝ち馬を量産する堅実なファミリーを形成。母ダンシングエディは米G1ジョンCメイビーHを制しており、イエローリボンS、ゲイムリーBCSともに2着、デルマーオークス3着と米G1戦線で活躍を果たし、大きく花開きました。その高い資質は産駒にも引き継がれ、半姉ダンシングチコ（アネモネS4着、スイートピーS4着）、ブロンクスステップの2頭がすでに中央で勝ち星を収めています。

本馬は2020年セプテンバーセールにて616万円で取引され、2021年6月10日に門別競馬場のJRA認定フレッシュチャレンジ2歳新馬（ダート1600m）にてデビューしております。初戦では発馬も五分で中団後方で折り合ったものの、砂を被るのを嫌がったのか3コーナー付近で後方に下がってしまい、大きく離されてレースを終えております。しかしながら、1000mへと距離を縮めて挑んだ2戦目では、先行する他馬を追走する形で前目につけてレースを進め、直線でもよく粘って5着に入着し、3戦目では同様の展開で勝ち馬に0.6秒まで迫る走りを見せており、しっかりと能力を示しております。7月28日の前走では最内で砂を被る展開で後方のままレースを終えており、初戦と合わせて砂を被るとやる気をなくしてしまうところがあるようですが、まだまだ心身ともに成長過程と言える1頭です。

比較的砂を被らずにレースを進めた2戦目・3戦目では先行集団に取り付いて走ることができており、直線でも脚を使えていることから素質は十分に備えていると言えるでしょう。馬格の割にやや線が細いようにも見えますので、ここから馬体が増えて力がついていく余地もありそうです。デビューからまだ2ヵ月で、未完成な馬体ながらセンスを見せてくれている本馬ですので、何卒ご検討くださいますようよろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
デビュー戦は1600mを使いましたが、距離が長かったうえに砂を被ってしまいました。3戦目のダート1000mで勝ち馬と0.6秒差の競馬ができています。まだまだ成長途上なのでここから体重を増やすことができれば変わってくると思います。（門別競馬・櫻井拓章調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※門別競馬場・櫻井拓章厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：林　正夫