モズトンボ　Mozu Tombo　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父ゴールドシップは皐月賞、菊花賞の二冠に加えて有馬記念、史上初となった宝塚記念連覇、そして天皇賞・春とG1・6勝を挙げた名馬。スタッドイン後は毎年100頭前後の種付けをコンスタントにこなし、2019年より待望の産駒がデビュー。札幌2歳Sで魅せたブラックホール、サトノゴールドのワンツーフィニッシュに始まり、ウインキートス（目黒記念）やウインマイティー（忘れな草賞、オークス3着）、ジュニパーベリー（雪うさぎ賞、クリスマスローズS3着）らが頭角を現すと、セカンドクロップからは樫の女王ユーバーレーベン（オークス、阪神ジュベナイルフィリーズ3着）を筆頭にマカオンドール（京都新聞杯3着、京都2歳S3着）やヴェローチェオロ（芙蓉S3着、京都新聞杯5着／母の父は出品本馬と同じタイキシャトル）、アオイゴールド（札幌2歳S4着）、スウィートブルーム（スイートピーS4着）などが躍動。これまでに72頭が勝利を収め、ステイゴールドの後継者としての存在感を力強くアピールしています。

一方、母系はCCAオークス、ケンタッキーオークスなど米G1・4勝を誇るLite Lightを産んだPrinting Pressを4代母に持ち、ゲイリーイグリット（さきたま杯など交流重賞2勝）やRace Day（オークローンHなど米重賞3勝）らもこのファミリーの出身。近親にはアメリカンボス（中山記念、AJCCなど重賞4勝、有馬記念2着）や中央OP馬スナークファルコン、おばにNAR2歳最優秀馬アンペア（エーデルワイス賞、関東オークス3着）の名が輝いており、半兄キンシノキセキはカンナS、橘Sともに2着と中央OPでも差のない競馬を演じました。

本馬は2017年度セレクトセール当歳セッションにて1,836万円で取引き。2歳8月の小倉芝2000mでデビュー戦を迎えます。軽く仕掛けてハナへ立つと直線は早めに並ばれながらも渋太く粘り3着でゴール。稽古の動きとは一変し実戦向きの印象を受けました。期待を持って挑んだ2戦目はスッと好位につけますが、直線はズルズルと後退。その後は詰めの甘さを補うためダートに矛先を向けたものの結果が伴わず、昨年2月のレースを最後に金沢競馬へ移籍します。移籍緒戦はひと捲りでアッサリと勝負を決め力の違いを見せつけますが、メンバーが強化されると意外に伸び悩み同年8月から岩手へ活路を求めます。芝の番組も睨みながら当地で通算2勝目をマーク。今春より名古屋の現厩舎で競走生活を送っていますが、近走はピリッとした脚を使えていないためこのタイミングを機にサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。B級でも勝ち負けを演じていたように本来このクラスなら力量は明らかに上。キッカケさえ掴めば再浮上して不思議ないでしょう。まだ伸びシロが望める4歳馬ですし、新たなオーナーの下でコツコツと賞金を獲得してくれることを願っています。
尚、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
夏負けではありませんが、どうも差し脚が鈍っています。B級でも2着1回4着1回の実績を残していますから、ここで頭打ちになるとは思えません。状態さえ戻れば自ずと成績が向上してくるでしょう。（名古屋競馬・宇都英樹調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※名古屋競馬弥富トレーニングセンター・宇都英樹厩舎（愛知県弥富市駒野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：鶴谷　義雄