タカジョー　Taka Joe　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ハーツクライは国内で唯一ディープインパクトに土をつけた有馬記念、ノーステッキで後続を突き放したドバイシーマクラシックと国内外のG1を2勝。種牡馬入り後は日本が誇るトップサイアーの一頭として、ワンアンドオンリー（日本ダービー）やジャスタウェイ（ドバイデューティフリーなどG1・3勝）、リスグラシュー（WSコックスプレイトなどG1・4勝）、スワーヴリチャード（ジャパンC、大阪杯）、シュヴァルグラン（ジャパンC）、Yoshida（ウッドワードSなど米G1・2勝）、ヌーヴォレコルト（オークス）など、世界を舞台に活躍するG1ホースを続々と輩出。現役馬ではサリオス（朝日杯フューチュリティS、毎日王冠）やタイムフライヤー（ホープフルS、エルムS）、ヒシイグアス（中山記念、中山金杯）、スワーヴアラミス（マーチS、エルムS）、マイスタイル（函館記念、日本ダービー4着）らが躍動しています。

一方、母系はグレイスタイザン（大井・東京3歳優駿牝馬、浦和・桜花賞、川崎・関東オークス）を産んだマリーノビーチを4代母に持ち、新潟記念の勝ち馬スーパージーンらもこの一族。近親にはスターオブブリッジ（関東オークス2着、川崎重賞2着2回）やダイアモンドコア（大井重賞・東京3歳優駿牝馬、浦和重賞・桜花賞、マリーンC3着、南部杯4着）、ナイキハイグレード（全日本2歳優駿3着、大井重賞3勝）、ソッサスブレイ（船橋重賞・東京湾C）らが名を連ねており、おばイチノヤジョウ、いとこのセンジンジョー、センキいずれも中央で3勝をマーク。全兄キラージョー（東京スポーツ杯2歳S4着）、半兄ハコダテナイト（鋸山特別など中央3勝）、ワンモアジョー（中央3勝）、クレイジージョー（大須特別など中央2勝）など、兄姉馬たちだけで計21勝を挙げています。
また、ハーツクライ×フレンチデピュティの配合からは、重賞勝ち馬アドマイヤエイカン（札幌2歳S、ステイヤーズS2着）やOP馬トウカイセンス（南総S）、準OP馬ミュージアムヒル（江の島特別、スイートピーS2着）、メイショウミモザ（手稲山特別）など、多くの活躍馬が出ています。

5月28日の遅生まれだったことや、育成場で右ヒザを捻挫した為、順調さを欠いてしまい、先週8月15日の小倉・3歳未勝利（芝1200m）で待望のデビュー戦を迎えました。しかし、前半から短距離戦特有の速い流れに対応できず、初出走馬にとっては非常に辛いレースとなり、タイムオーバーの制裁を受ける結果となってしまいました。ただ、これは経験不足を露呈した結果であることは明白であり、これから実戦経験を積み、競馬を覚えてくれば、変わり身を見せてくれると思われます。幸い478kgと馬格に恵まれていますし、兄姉に勝ち馬が多い母系背景にあるハーツクライ産駒ということを考えると、伸びしろを多く残しているものと推測されます。騎乗した国分優作騎手も「背中の良い馬ですね」とおっしゃってくれていました。まだ1戦しかしていない3歳馬ですので、少し時間がかかるかもしれませんが、レースを使いつつ、だんだんと良くなっていきそうな雰囲気を持っています。これといった悪癖はありませんし、ノドも異常などは見られませんので、移籍後も順調に臨戦態勢を整えてくれるのではないでしょうか。

なお、全身に少し皮膚病が出ています。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2021年9月15日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2021年8月15日（日）　4回小倉2日　6R　3歳未勝利　　芝1200m（稍重）
　　　結果17着　　タイム1:13.3（1着馬からのタイム差4.9秒、5着馬からのタイム差4.5秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
8月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：河内　孝夫