ネオアスペクト　Neo Aspect　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

ネオアスペクトをご紹介いたします。

父Territories (IRE) は2016年のジャンプラ賞 (仏G1・芝1600m) の勝ち馬で、2017年より種牡馬として供用が開始されました。初年度産駒の1頭であるRougir (FR) が2歳重賞のレゼルヴォワール賞 (仏G3・芝1600m) に優勝しており、これからの活躍に期待がかかる種牡馬です。
母Luminda (IRE) は仏で13戦して2勝。また、本馬ネオアスペクトの半姉にはゴルディコヴァS (米G2・芝1600m) を制したリズムオブライト (GB) がおり、同馬は繁殖牝馬としてもJRAにおいて3勝のゼノヴァース、1勝のヴィアルークスを送り出しています。そして、2代母Luminosity (GB) からはサンクレメンテH (米G2・芝1600m) を含む重賞2勝のLittle Treasure (FR) が出ており、本馬は活躍馬をコンスタントに送り出す堅実なファミリーの出身となっております。

本馬は2歳時の5月に両後肢の飛節軟腫を発症、症状がなかなか治まらず休養を挟んだためデビューが遅れました。そして、3歳となった2021年6月19日の3歳未勝利戦 (東京・芝1800m) において、既走馬を相手に初出走を迎えます。発馬でワンテンポ遅れると馬群後方の12番手からレースを進めます。直線に入ると馬群の内目を進み、一瞬伸びを見せましたが最後は脚が上がり失速。勝ち馬から2.9秒差の14着でレースを終えました。
2戦目は間隔を空けて8月8日の新潟・ダート1800m戦に出走しました。まずまずのスタートを決めると行き脚がつき、先行集団に加わると5番手の位置を確保しました。しかし、折り合いを欠いてしまい息が入らなかったのか、向こう正面途中からのペースアップに対応できず徐々に後退。最終的に勝ち馬から6.0秒差の14着に終わり、「タイムオーバーによる出走制限」の対象となってしまいました。
残念ながらこの制限期間中に3歳未勝利戦の終了期限を迎えてしまう為、このタイミングでJRAでの出走を諦め、地方競馬に新たな活躍の場を求めての出品となりました。

本馬はとにかく気性が激しく集中力に欠けるところがあり、わずか2戦のキャリアにおいては実力を発揮することは出来ませんでした。また、馬っ気が強いなどまだまだ成長途上の段階です。新たなご縁を頂戴し、経験を積みながら心身共に成長しレースに集中するようになれば、違った一面を見せてくれるかもしれません。本馬の新天地での活躍を心から願っております。

なお、本馬は現在、左前肢内側に骨瘤、左後肢に飛節軟腫、両後肢に飛節後腫がありますが、いずれも慢性的なもので熱感、疼痛などの症状は無いため、現状の状態においてレースに出走しておりました。写真を添付しておりますのでご参照ください


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2021年9月8日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2021年8月8日（日）　3回新潟6日　4R　3歳未勝利　　ダ1800m（良）
　　　結果14着　　タイム2:00.3（1着馬からのタイム差6.0秒、5着馬からのタイム差5.3秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※ミッドウェイファーム（茨城県行方市蔵川）に在厩しており、預託料は12,100円/日（税込）です。
8月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)