エガオガキュート　Egaoga Cute　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父トゥザワールドは新馬戦2着のあと4連勝で若駒Sと弥生賞を制覇。1番人気で迎えた皐月賞ではイスラボニータの2着に敗れ、続く日本ダービーは5着。秋の菊花賞は16着と大敗し、クラシックには手が届きませんでしたが、暮れの有馬記念ではジェンティルドンナの2着に好走。改めて能力の高さを示しました。4歳時には豪州へ遠征。その初戦のG1ザ・BMWで2着となりましたが、続くクイーンエリザベスSで12着に敗れ、その後に屈腱炎が判明。引退、種牡馬入りしました。母がエリザベス女王杯勝ち馬トゥザヴィクトリー、半兄に重賞5勝のトゥザグローリーがいる魅力的な血統から馬産地の人気は高く、種付け頭数を増やしています。初年度産駒が3歳となった2020年から勝ち上がりが目立ちはじめ、現3歳世代ではゴールドチャリスが中京2歳Sに優勝。地方競馬の重賞での活躍も目立っています。

母系を見ますと、母バーラプレッタは道営や南関東で計7勝。兄姉3頭も全て地方競馬で勝ち上がっています。叔父のシルクオールディーは芝の長丁場で3勝を挙げて菊花賞にも出走。その他の母のきょうだいも4頭がJRAで勝ち上がるなど堅実に走っています。溯れば4代母キャストザダイは米国のリステッドレース勝ち馬で、その子孫には米G1サンタモニカHなどを勝ったデヴィルズオーキッドなど、多数の重賞活躍馬、種牡馬が出ています。

本馬は2020年10月4日に中山芝1200mの新馬戦でデビューし、先行力を発揮しながらもラストで失速して15頭立ての13着。2戦目の福島芝1200m戦も15頭立ての13着に終わると、3戦目からはダートに転向しました。
ダート転向後は一戦ごとに内容が良化しており、通算5戦目となる5月の東京1400m戦では、好スタートから先行争いに加わり、道中は3、4番手をキープ。手応え十分で直線を向くと、いったんは完全に抜け出した前の2頭との差をジワジワと詰め、ラストは0秒1差まで追い詰めて3着でゴール。初勝利まであと一歩まで迫りました。
続く同舞台の6戦目では、着順こそ6着と落としましたが、走破時計は0秒8短縮し、メンバー中3番目の上がりタイムを発揮。2、3着馬もすぐに勝ち上がるメンバーの中で0秒7差なら決して悪い内容ではありません。前走は園田の交流競走に出走し6着でしたが、上位5頭は全てJRAの関西馬で、一頭だけ関東から遠征しての結果だけに仕方のない部分もあるでしょう。
もう少し時間があればJRAで勝ち上がれていても不思議はなかった馬で、先行しても差す競馬でも脚を使える自在性があるのも魅力。相手関係が楽になれば即戦力として活躍してくれるでしょう。血統的には晩成型で奥行きも感じさせ、先々まで息の長い活躍を見せてくれそうな一頭です。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※NSR（茨城県牛久市奥原町・リトルブルーファーム内）に在厩しており、預託料は8,250円/日（税込）です。
8月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ＧＥＴＮＥＸＴ