アイロンワークス　Ironworks　　牡　４歳　　※中央競馬　登録抹消

アイロンワークスをご紹介いたします。

父はMastercraftsman(IRE)です。現役時は愛2000ギニーなどG1レースを4勝、種牡馬入り後は同じくG1を４勝したAlpha Centauri(IRE)や仏ダービー馬The Grey Gatsby(IRE)、英セントレジャー(G1)を制したKingston Hill(GB)など16頭のG1馬を送り出しました。2021年8月13日に残念ながら心臓発作のためにこの世を去りましたが、競走馬としても種牡馬としても素晴らしい成績を残しました。
母はNantyglo(GB)です。自身はコンカラーS(英・リステッド・芝8f)を制した実績馬で、3代母Solo de Lune(IRE)からはサンタラリ賞(仏・G1・芝10f)を制したCerulean Sky(IRE)や愛オークス(愛・G1・芝12f)の勝ち馬Moonstone(GB)が出ており、本馬は重賞戦線での活躍馬を数多く送り出すファミリーの出身となっております。

本馬は2019年8月18日に新潟・芝1600m戦でデビューを迎えました。年が明けて6戦目の2020年1月25日の小倉・芝1800m戦において、まずまずのスタートを切ると先行集団に加わり、4番手の好位をキープします。馬群の内側で脚が溜まった本馬は直線に入ると上がり最速の末脚で楽々と抜け出し、2着馬に7馬身、1.2秒差をつけて初勝利を挙げました。
その後は1勝クラスで大敗することは少ないものの優勝するまでにはあと一歩足りないレースが続きました。初めてブリンカーを着用して臨んだ2021年6月20日の知床特別(札幌・芝1800m)では、スタートが良くなく、道中は最後方からの競馬となりましたが残り400mから進出を開始、大外を回って上がり最速の末脚を繰り出して先頭集団を猛追します。勝ち馬には0.1秒届かずの3着となりましたが4角での大幅な距離ロスを考慮すれば現クラスでも十分に戦える能力を感じさせました。
2勝目は間近と思われた本馬でしたがその後のレースでは思う様な結果を残すことはできず、2021年8月15日の石狩特別(札幌・芝1800m)において勝ち馬から1.2秒差の8着となったところでJRA競走への出走を諦め、地方競馬に新たな活躍の場を求めての出品となりました。

本馬は近走も決して大きく負けてはおらず、上がりも毎レース上位の脚を使ってくれています。またダートでのレースはこれまでに2戦を経験し結果は芳しくありませんでしたが、どちらもスタートから出して行き、先行集団の大外を回りながら追走したことによって、息が入る暇が無く脚が止まってしまったレースでありました。ペースが落ち着く地方競馬の流れに対応できれば、また新たな一面を見せてくれるかもしれません。本馬の新天地での活躍を心から願っております。なお全身に軽度の皮膚病があります。

何卒ご検討の程、よろしくお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
8月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)