メイショウフウカ　Meisho Fuka　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父メイショウサムソンは皐月賞、日本ダービーのクラシック春二冠、翌年には天皇賞・春秋制覇の輝かしい実績を残しての種牡馬入り。初年度から中央OP馬や地方重賞勝ち馬を送り出すと、以降もルミナスウォリアー（函館記念）やフロンテアクイーン（中山牝馬S、府中牝馬S2着）、デンコウアンジュ（アルテミスS、福島牝馬S、愛知杯、ヴィクトリアマイル2着）、キンショーユキヒメ（福島牝馬S）、メイショウグロッケ（セントウルS2着、京都牝馬S3着／母の父は出品本馬と同じマンハッタンカフェ）らが躍進。自身がサンデーサイレンスの血を待たないことからも重宝されており、ＳＳ系との配合も多く、馬産地で根強い支持を集める実力派の一頭です。

一方、母系はケンタッキーオークス、メイトロンSと2つの米G1を制したLucky Lucky Luckyを5代母に、米リステッド競走の勝ち馬Beautiful Crazyを産んだMahhdoodaを4代母に持ち、南米で活躍したHard Drivin'（ダービークラブ大賞連覇、ジョアンサンパイオ会長大賞連覇）やPuerto Rico（ヒカルドLヴィディガル大賞2着）もこのファミリーの出身。メイショウパワーズ（端午S、ヒヤシンスS2着）を筆頭に、現役準OP馬メイショウヴォルガ、メイショウヒバリ、南関東で4連勝を含む8勝を挙げたメイショウザイルと、母のきょうだいは概して好成績をマークしています。
また、メイショウサムソン×ゼンノロブロイの配合からは、中央準OP馬メイショウサチシオ（日吉特別、テレQ杯3着）が出ています。

本馬は今年5月に阪神・芝1600mでデビュー。経験馬相手のレースとなり、他馬を気にして集中して走れずに大きく負けてしまいます。2戦目は矛先を変えて、ダ1800m戦に出走。デビュー戦よりは前進を見せたことから、3戦目も同距離のレースを選択すると、レースでは後方から徐々に押し上げる競馬で、5着に入線します。着実な良化を見せ始め、次戦の小倉・ダ1700m戦では、メンバー中2番目に速い上がりの脚を繰り出し、3着まで追い上げます。勝ち上がりは間近と思われましたが、スタートに難があるため、どうしても展開に左右されるところのある馬。前走ではダートを使えず芝での出走となりましたが権利を外してしまい、未勝利戦での出走の可能性がほぼなくなってしまったことから、このタイミングでの出品となりました。
終いにしっかり脚が使えること本馬のセールスポイント。まだ粗削りですし、心身がうまく噛み合うようになれば軌道に乗ってくる可能性はあるはずです。発馬が不安定なので、ゲートで尾持ちができる地方はかなりメリットがあると思います。今後の良化、伸びしろがまだまだ見込めるはずですし、相手関係が有利になる競馬場への移籍が叶えば十分やれるはずです。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※グリーンファーム甲南（滋賀県甲賀市甲南町新治）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税込）です。
9月4日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：松本　好雄