ナサ　Nasa　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ロードカナロアは難攻不落とされた香港スプリントを連覇。短距離界の絶対王者として一時代を築き上げると、種牡馬としても初年度から歴史的名牝アーモンドアイ（牝馬三冠、ジャパンC2回、ドバイターフなどG1・9勝）をはじめとして、ダノンスマッシュ（香港スプリント、高松宮記念など重賞8勝）やステルヴィオ（マイルCS、スプリングS、朝日杯フューチュリティS2着）、ダイアトニック（スワンS、函館スプリントS、高松宮記念3着）らを輩出。2世代目以降もサートゥルナーリア（皐月賞、ホープフルS）やTagaloa（MRCブルーダイアモンドS）といったG1ウイナーが誕生するなど、亡きキングカメハメハの強力後継者として、令和時代のチャンピオンを担う存在となっています。

一方、母系はネイチブランナー（京阪杯、福島記念、天皇賞・秋2着）やエクセルラナー（ステイヤーズS、朝日杯3歳S3着）、ヒンドソネラ（東京牝馬特別、オールカマー2着）、ヒガシソネラオー（金杯、弥生賞2着）らを産んだヒサエを5代母に持ち、重賞勝ち馬ラガーレグルス（ラジオたんぱ杯3歳S、デイリー杯3歳S2着、弥生賞3着）もこのファミリーの出身。祖母レインボークイーン（クイーンS、秋華賞4着）、母ダイヤモンドムーン（舞浜特別）ともに中央で活躍を収めており、おじに中央4勝ガンジー（橿原S2着、アクアラインS2着）、半兄に中央3勝ガンケン（妙高特別、陽春S3着）と活況です。
また、ロードカナロア×マンハッタンカフェの配合からは、先週4連勝、重賞2連勝でキーンランドCを制したレイハリア、3連勝で東雲賞を快勝し準OP入りしたクロミナンス、中央2勝メイショウゲンセン（平ヶ岳特別）、盛岡で5戦5勝のラストダンスなど、多くの活躍馬が出ています。

昨年9月のデビュー1週前追い切りで、栗東坂路52.0-37.8-24.4-12.2というオープン馬並みの好時計をマーク。これにより一躍注目を集めると、9月21日の中京・2歳新馬（ダ1200m）では単勝2.3倍の1番人気となったほどでした。そのデビュー戦は後方を追走し、最後の直線で外から前を追いましたが、同厩のクインズメリッサ（現2勝クラス）が1分12秒2という破格の好タイムで逃げ切り、惜しくも2着でした。それでも、上がり3ハロンでメンバー中2位のタイムをマークするなど、能力の一端を誇示。この様子なら当然初勝利は近いと思われましたが、右トモが甘く、落とすことがあり、最後まで思うような結果が出ませんでした。9戦して馬券圏内に2度入ったことがあるように、中央でも勝ち上がれるだけの能力は備えていましたし、地方競馬であれば活躍できる可能性を秘めていると思います。これといった悪癖もありませんし、ノドも問題ありません。
また、前述の通り、父がロードカナロアで、母ダイヤモンドムーンと半兄ガンケンは準オープン馬で、祖母レインボークイーンは重賞ウイナー。将来の繁殖牝馬候補としての下地も十分整っていますので、ご検討いただければ幸いでございます。


※2021年2月20日の競走（4走前）中に左後肢跛行を発症。「タイムオーバーによる出走制限」の適用を除外されています。

※南関東4競馬場への転入が可能です（C1クラス）。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
9月4日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)サンデーヒルズ