エルプシャフト　Erbschaft　　牡　８歳　　※地方競馬　在籍

父ディープインパクトはクラシック三冠やジャパンC、有馬記念などG1・7勝を誇る歴史的名馬。種牡馬入り後はシャフリヤールやキズナなど7頭の日本ダービー馬を世に送り、牡馬の三冠馬コントレイル、牝馬の三冠馬ジェンティルドンナなど国内だけで40頭以上のG1ウイナーを輩出。さらにはSnowfall（英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークス）やSaxon Warrior（英2000ギニー、レイシングポストトロフィ）、Study of Man（仏ダービー）、Fancy Blue（仏オークス、英ナッソーS）、Beauty Parlour （仏1000ギニー）、Fierce Impact（VRCマカイビーディーヴァSなど豪G1・3勝）など、活躍の舞台は世界にまで広がりを見せており、2012年以降9連続で日本リーディングトップを邁進中。もはや説明不要のスーパーサイアーです。

一方、母系は最優秀2歳牝馬ビワハイジ（阪神3歳牝馬Sなど重賞3勝）を母に持つ、日本が誇る最上級の良血ファミリー。半姉に年度代表馬ブエナビスタ（ジャパンC、天皇賞・秋などG1・6勝）、サングレアル（フローラS、秋華賞5着）、全姉に最優秀2歳牝馬ジョワドヴィーヴル（阪神ジュベナイルフィリーズ）、半兄にアドマイヤジャパン（京成杯、菊花賞2着、皐月賞3着）、アドマイヤオーラ（京都記念など重賞3勝、日本ダービー3着）、全兄にトーセンレーヴ（エプソムC）と、きょうだいに6頭もの重賞ウイナーが並ぶ豪華な顔ぶれとなっています。
また、ディープインパクト×Caerleonの配合からは、前出トーセンレーヴ、ジョワドヴィーヴル以外にも、ダノンシャーク（マイルCS、富士S、京都金杯）やヴィクトリースター（烏丸S）、キミノナハセンター（テレビ山梨杯）など、数多くの活躍馬が出ています。

昨年6月の当オークションにて落札。JRA在籍時は芝1600～2000mで4勝を挙げた準オープン馬でしたが、初ダートとなった御影S（阪神・ダ1400m）でも勝ち馬とアタマ差の2着に好走しており、ダート適性を感じさせていました。地方競馬へ移籍後は、まずは門別で3戦し、1年前の2020年9月より佐賀の現厩舎へ。
佐賀では17戦し、勝利獲得は初戦のエトワール賞のみでしたが、ウインターチャンピオン（ダ1400m）3着、中島記念（ダ1800m）4着、吉野ヶ里記念（ダ1400m）5着と、佐賀の重賞レースでたびたび掲示板に載る活躍を見せてくれましたし、前走9月1日には交流重賞のJpn3・サマーチャンピオン（ダ1400m）にも出走しました。
ただ、8歳の高齢と、猛暑による疲労の蓄積が影響したのか、近走は上位に肉迫する競馬ができていない現状である為、今回のオークションに出品する運びとなりました。10月の高知競馬での格付編成で降級する予定がある点は見逃せないところでしょう。

前述の通り、日本競馬を代表する母系の出身で、誰もが認める超良血馬。価値の高い血統背景であり、しかも地方オープン馬のオークション出品はひと月に1頭いるかいないか。大きな注目に値する逸材だと思いますので、ぜひ入札をご検討ください。

【本馬についての現状説明】
猛暑の影響もあり、ここ最近は決して本調子と言える状態ではありませんが、それでも終いの脚は安定していて、力のあるところを見せてくれています。ここで一旦リフレッシュして、しっかり疲労を取って立て直してあげれば、まだまだやれる馬だと思います。（佐賀競馬・東眞市調教師）


※2017年4月15日（4歳時）のレース中に左後脚第一趾骨の骨折を発症。事故見舞金9号（競走中の事故により事故発生の日から6ヵ月以上出走できなくなった場合）を受給しています。保存療法で対処し、同年12月10日の阪神戦で復帰し勝利を挙げています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※佐賀競馬場・東眞市厩舎（佐賀県鳥栖市江島町字西谷）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：アークフロンティア(株)