ヴィクトリーパワー　Victory Power　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

兄姉に目立った活躍馬こそいないものの、曽祖母Murieskの子孫からはエイシンロンバード（武蔵野S）やSalty Strike（米G3・ガーデニアS、ドグウッドS）、4代母Cosmiahからは中央交流・スーパーダートダービーを制したサンライフテイオーなどが出ています。国内外問わずダートでの活躍馬を数多く送り出している牝系です。
本馬は2016年9月にJRA新潟競馬場でデビューし、3戦目の福島戦では4着と健闘。その後、JRA登録を抹消して川崎競馬へ移籍しました。今年5月に戦列復帰。2戦目、3戦目と連勝を飾り、全く底を見せていない状態でのオークション出品となります。1400m、900mと異なる距離にも難なく対応しましたし、持ち前のスピードは小回りコースでこそ真価を発揮するでしょう。移籍先で出世への階段を一気に駆け上がっても何ら不思議はありません。また、中央競馬再登録の要件（3歳は2勝以上）を満たしているため、JRAへの復帰も可能。無限の可能性を秘めた1頭です。
なお、その他に気になる疾病や悪癖は特にございませんが、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
中央抹消からそれほど間を置かずにこちらへ入厩。調教を再開するのに3ヶ月ほど掛かったものの術後の経過は良好で、乗り出してからは気になるところも全くありませんでした。転入初戦で最後止まったのは太めが残っていたせいもあると思いますが、直線で遊ぶところがあったのも事実。調教で舌がハミを越していたので2戦目はブリンカーを装着して舌を縛り、3コーナーで気を抜かせないように注意したところ、そのまま押し切ってくれました。900m戦でもハナを切ろうかというくらいのスピードを見せてくれましたし、一戦一戦レース内容が良化していて、今後の成長がとても楽しみな馬。脚元はスッキリしていて、左後肢の外傷痕も全く問題ありません。ちょっとヤンチャなところがあるので、気性面が成長してその辺が抜けてくれば、もっと良くなるのではないでしょうか。（川崎競馬・田島寿一調教師）


※2016年11月6日（2歳時）の競走中に左前中間手根骨骨折を発症し、事故見舞金9号（競走中の事故により事故発生の日から6ヵ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）を受給しています。なお、同月に同箇所の骨片除去手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・田島寿一厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。本馬の預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
7月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：古賀　慎一