マイネルアムニス　Meiner Amnis　　牡　７歳　　※地方競馬　在籍

父Mizzen Mastは3歳時にギシュ賞を圧勝して重賞初制覇を飾ると、続くパリ大賞ではチチカステナンゴの2着。アメリカに拠点を移した後にマリブSで念願のG1タイトルを獲得し、このレースを含む3連勝でのスタッドインとなりました。また、種牡馬としてもMizdirection（BCターフスプリント連覇）やMidships（チャールズホイッティンガムメモリアルH）、Ultimate Eagle（ハリウッドダービー）、Mast Track（ハリウッドゴールドC）、Full Mast（ジャンリュクラガルデール賞）、Flotilla（仏1000ギニー、BCジュヴェナイルフィリーズターフ）といったG1馬を筆頭に、芝・ダートを問わず世界各国に活躍馬を輩出。日本では外国産馬トロピカルライトが兵庫ジュニアグランプリを圧勝、全日本2歳優駿でもフリオーソの2着に入るなどダート重賞で優れたパフォーマンスを発揮しました。

一方、母系は英重賞プリンセスエリザベスSの勝ち馬Petroleuseを産んだPlenciaを5代母に、英オークス、仏オークス、Kジョージ六世＆QエリザベスSとG1・3連勝を成し遂げたPawneeseを4代母に持つ、極めて優秀なファミリー。近親には3年連続で欧州チャンピオンステイヤーに輝いたStradivarius（G1アスコットゴールドC3連覇、G1グッドウッドC4連覇など英重賞16勝）や、独重賞2勝を誇るPersian Storm（フュルステンベルクレネン、バヴァーリアンクラシック）といった面々が並んでおり、半兄のProtectionistは4歳時に豪G1メルボルンC、6歳時に独G1ベルリン大賞を完勝。独仏豪で重賞5勝をマークしています。

本馬は2016年10月1日に中山競馬場の2歳新馬（芝1200m）にてデビューしております。新馬戦では前の馬を見ながら追走する形でレースを進め、直線で悠々と差しきるという能力を感じさせる勝ちっぷりを見せていました。その後は繋靭帯炎や蟻洞に悩まされながらも2020年5月10日に2勝目を挙げ、レース後には蟻洞の症状から長期休養に入りました。2021年から再度走り始めたものの中々調子が戻らず、また2勝クラスの壁が厚かったことから2021年5月にサラブレッドオークションに出品の上で岩手競馬へ移籍しました。しかしながら移籍初戦に鼻出血のアクシデントがあり、また時期的に夏負けの影響が強く残っていたことから成績も挙げられず、今回の出品となりました。
持ち前の先行力で中央で2勝を挙げていることからも確かな能力を備えていることは間違いなく、調子が戻りさえすればまだまだ活躍することは可能でしょう。これから涼しくなって夏負けの影響も抜けてくる時期ですので、季節的にここからという印象もあります。まだまだやれそうなところがある本馬ですので、ノークレームノーリターンをご承知置きの上、何卒ご検討くださいますようよろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
2021年8月31日の競走で鼻出血があり、再能力検査を受けて10月10日に出走しており、そのレースでは問題ありませんでした。夏負けで体調を崩して現在は良化途上というところです。気持ちはまだあるようですし短距離なら十分にやれると思います。（水沢競馬・村上実調教師）


※2021年8月31日の競走（2走前）中に鼻出血を発症しています。
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※2019年3月、右前の蹄尖部を裂蹄。痛みがあり跛行しました。4ヶ月休養し、回復しています。2020年6月、鉄唇の溝から蹄尖部に蟻洞の症状が認められ、削蹄措置を行いました。9ヶ月間の休養後、回復して出走しています。
また、同じタイミングで反対側の右前も蟻洞になりかけましたが、こちらは深刻化せず回復しました。

※2017年2月、左前球節の内側の繋靭帯炎が確認されました。エコーでははっきり抜けておらず、それほど酷い状態ではありませんが、2～3か月は騎乗を控えたほうが良いとの診断で、休養後、問題なく出走できています。

※2016年に右前繋靭帯に張りが生じました。休養後、問題なく出走できています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※水沢競馬場・村上実厩舎（岩手県奥州市水沢区姉体町阿久戸）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
10月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：岩渕　瑞生