レッドエステーラ　Red Estella　　牝　５歳　　※中央競馬　登録抹消

父は世界のロードカナロア。現役時代には日本馬として初となる香港スプリント連覇を含む六度のG1制覇を成し遂げ、顕彰馬にも選定されました。種牡馬としても、牝馬三冠を成し遂げたアーモンドアイ、3歳でマイルCSを制したステルヴィオを初年度から輩出。一昨年の皐月賞馬サートゥルナーリアや、昨年の香港スプリントと今年の高松宮記念を制したダノンスマッシュ、豪G1・MRCブルーダイアモンドSを制したTagaloaなど、その後も国内外でG1、重賞ウィナーを多数送り出しており、ポスト・ディープインパクトの最有力と目されているのは衆目の一致するところでしょう。

母系に目を転じると、母メテオーリカは2戦目の未勝利戦（ダ1800m）で初勝利を挙げ、その後も500万条件（現1勝クラス）で2着3回、3着5回と堅実に走りました。本馬の半弟ミッキーメテオは新馬勝ちを含む2勝を平地でマークし、10月23日の新潟・障害未勝利戦で初障害ながら3着と好走。今後はハードル界での活躍が期待されています。同じく半弟のシャインユニバンスも4戦目に初勝利を挙げるなど、堅実な走りが身上のファミリーと言えるでしょう。祖母のアルヴァーダはアメリカで重賞2勝、仏G1・サンタラリ賞も3着と好走した活躍馬。アルヴェロン（ゆりかもめ賞）、ロングスピーク（臥牛山特別）、アルアンダルス（岩手競馬で計12勝）など、おじとおばが日本で息の長い活躍を見せました。ブラックタイプを更に紐解くと、英G1・エクリプスSの覇者Compton Admiral、クイーンエリザベス二世Sを制したSummoner、愛チャンピオンSなどG1を4勝、BCターフと香港ヴァーズでも2着するなど世界を股にかけて活躍したThe Fugueなどの名前が浮かび上がってきます。

本馬は2歳11月にデビューし、2戦目の2歳未勝利戦（ダ1400m）で後方一気の追い込みを決めて初勝利をマーク。その後は勝ち星こそ挙げられなかったものの、昨年と今年はそれぞれ8戦を消化するなどコンスタントに出走を重ねてきましたし、2走前と3走前の札幌ダ1700m戦では後方から追い込んで4着に食い込んでいるように、展開さえうまく噛み合えば1勝クラスでも十分チャンスはありそうです。404キロだった新馬戦当時と比べて概ね20キロ増えているように馬体の成長が感じられますし、北海道シリーズで好結果を残したように輸送のない滞在競馬が合っているようです。新天地でも順調に使われて堅実に賞金を稼いでくれるでしょうし、格付や条件等が合致すればガラリ一変があっても何ら不思議はないでしょう。

前述の血統背景に加え、ディープインパクトの肌にロードカナロアというトップサイアー同士の配合から、将来の繁殖牝馬候補としてもご一考いただければ幸いです。ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

なお、特に気になる疾病や悪癖は今のところございませんが、現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ライジングリハビリテーション（滋賀県栗東市東坂）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
11月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ノーザンファーム