トラモントガルフ　Tramonto Gulf　　牡　３歳　　※門別競馬　在籍

父ヴィクトワールピサは皐月賞と有馬記念を制し、ドバイＷＣで歴史的勝利を収めた日本が世界に誇る名馬。種牡馬入り後は、初年度産駒のジュエラー（桜花賞、チューリップ賞2着、シンザン記念2着）以降、不思議とG1勝ちには恵まれていないものの、その間にもパールコードが秋華賞で2着、また、コウソクストレート（ファルコンS）やミッシングリンク（ＴＣＫ女王盃）、ウィクトーリア（フローラS）、ブレイキングドーン（ラジオNIKKEI賞）、スカーレットカラー（府中牝馬S、阪神牝馬S2着）、レッドアネモス（クイーンS）といった重賞ウイナーを送り続けており、アサマノイタズラ（セントライト記念、スプリングS2着）やミヤジコクオウ（レパードS2着、ジャパンダートダービー5着）をはじめとする現役馬たちも父の存在感を力強くアピールしています。

一方、母系は歴史的スーパーサイアーSadler's Wellsらと同じく、名牝Specialに遡る著名なファミリー。近親には重賞2勝、3着6回の好成績を誇るマイネルスケルツィ（ニュージーランドT、京都金杯、マイルCS4着）をはじめとして、ティアップゴールド（ニュージーランドT2着、中京記念6着）やエイシンイチモンジ（いちょうS2着）らがセンスを発揮しており、おじのエイシンシャリオは門別・園田で計8勝、半妹のムナサワギノツキは本年9月の門別で待望の初勝利を収めています。
また、ヴィクトワールピサ×クロフネの配合からは、中央3勝エーデルメイシュ（赤倉特別）、中央2勝ルックスマート（陣馬特別3着）やクィーンユニバンスなど、複数の勝ち馬が出ています。

本馬は2019年北海道オータムセールにて462万円で取引され、2021年1月5日に中京競馬場の3歳新馬（芝2000m）にてデビューしております。初戦は能力を発揮しないままに後方のままレースを終えましたが、2戦目でダートに転向すると先行集団を見ながら前目で落ち着いてレースを進め、やや決め手に欠けて6着となりましたがセンスは見せてくれました。しかし3戦目・4戦目はスタートで躓きや出遅れがあって結果が出せず、2021年7月に門別競馬へ移籍しました。移籍後は8戦して3着2回入着4回と安定感のある走りを見せており、初勝利もそう遠くないと思わせてくれる1頭です。
いまだ未勝利ではありますが、前目につけながら最後に脚を使う競馬がしっかりとできており、展開一つで勝ち星も十分に狙えるでしょう。早い時計のレースにも対応して上がりタイムも確かなものがあり、何か一つ噛み合えばもっと活躍しても不思議ではない本馬ですので、何卒ご検討くださいますようよろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
ゆったりと走ることが出来るマイル以上の距離で、能力を発揮してくれるはずです。終いは確実に差してきます。力の要る馬場が有利に働くと思います。（門別競馬・櫻井拓章調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※門別競馬場・櫻井拓章厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：高樽　秀夫