デルマガーネット　Derma Garnet　　牝　４歳　　※門別競馬　在籍

父ベルシャザールは芝1800㍍で新馬勝ちし、２歳暮れには当時オープン特別だったホープフルＳでナカヤマナイトを破り優勝。３歳時にはスプリングＳで2着、日本ダービーで3着と、オルフェーヴルが３冠を制したクラシック戦線で上位の活躍を見せました。４歳時に骨折があり、復帰後はダートへ転戦。復帰２戦目の白川郷Ｓを勝ってオープンに復帰すると、ブラジルＣ、武蔵野Ｓと連勝して挑んだジャパンＣダートでG1初制覇を果たし、ＪＲＡ賞の最優秀ダートホースに輝きました。続くフェブラリーＳで３着のあと、ドバイワールドＣに挑戦して11着となり現役を引退し、種牡馬入り。初年度から163頭に種付けするなど人気を集め、特に３世代目が活躍。グランコージーが岩手で若駒賞、寒桜賞、ダイヤモンドCと重賞３勝、ネーロルチェンテは門別のブロッサムＣに優勝、園田のエキサイターは兵庫若駒賞を、ピアノマンは盛岡のやまびこ賞を制しています。

母系を見ますと、母キャンディームーンは笠松で２勝。半兄オレハツライヨは園田で２勝を挙げています。祖母ブラッシングラヒーは米国で２勝。４代母アイシングは英G3フィリーズマイルの勝ち馬で、その子孫には英G1フュチュリティS勝ちのアルハレブ、仏G1モルニー賞などを勝ったマイボーイチャーリー、豪G1ザギャラクシーなどを制したスノーランドなど、競走馬としても種牡馬としても活躍した馬が多数。優秀な牝系となっています。

本馬は2019年７月７日に福島芝1200ｍの新馬戦でデビューし15頭立ての10着。２戦目の新潟芝1200ｍ戦も16頭立ての13着と不本意な競馬が続きましたが、３戦目に新潟の直線1000ｍ戦を使うと走りが一変。絶好の外枠からダッシュを決め、楽に先行グループにつけると、外ラチ沿いを力強く抜け出して押し切りＶ。初勝利を挙げています。
勝ち上がった後は、オープン挑戦などもあってなかなか結果が出ませんでしたが、徐々に力を付けて３歳３月には久々にダートに参戦。中山1200ｍ戦でメンバー中３番目に速い上がりタイムをマークし、7着ながら0秒７差まで追い上げると、その後はダート中心に使われています。７月の福島1150ｍ戦では、0秒１差の3着に好走。２、５、６、８着馬が１勝クラスを卒業している好メンバーを相手にあと一歩の走りを見せました。
ただ、その後はなかなか成績が上がらず、２桁着順が続いたことから、今年６月を最後にJRAの登録を抹消。門別に移籍しました。使われながら環境にも慣れてきたのか、８月、９月と２戦連続でC1特別2着。２走前にも同条件で0秒１差の４着と上位の力を示し、ここ２走連続で持ち時計を短縮するなど充実ぶりを示しています。
前走も着順こそひと息でしたが、1200ｍの走破時計自体は門別移籍後で最速。状態も上がってきたタイミングでのオークション出品といえそうです。今後の白星の積み重ねに期待が持てる一頭です。

【本馬についての現状説明】
スピード能力を秘めていることは証明済みで、小回りの競馬場ならば1400ｍまでこなしてくれるでしょう。（門別競馬・櫻井拓章調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※門別競馬場・櫻井拓章厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：白井　岳