モンテッソーリ　Montessori　　牝　２歳　　※繁殖牝馬（空胎）

父エイシンヒカリは3歳4月のデビューから連勝を重ね、5連勝目となったアイルランドTでは最後の直線で外ラチ付近まで逃避しながら後続を突き放して勝ったことで大きな注目を集めました。6戦目のチャレンジCで敗れて連勝は止まりましたが、翌年の都大路SからエプソムC、毎日王冠と3連勝。暮れには香港に遠征し、香港Cを鮮やかに逃げ切ってビッグタイトルを手に入れます。さらに翌年は欧州に遠征すると、仏G1イスパーン賞で重馬場を苦にせず8馬身差での逃げ切り勝ち。世界に衝撃を与え、この勝利でワールドサラブレッドランキング1位に輝いています。5歳いっぱいで引退、種牡馬入りし、現3歳世代が初年度産駒。エイシンヒテン（ローズS2着、秋華賞4着）を筆頭にカジュフェイス（もみじS）、クーブドクール（萌黄賞）など中央では芝での勝ち上がりが目立ちますが、地方競馬でもエイシンシュトルム（盛岡重賞・南部駒賞）やエイシンイナズマ（園田重賞・菊水賞2着、兵庫ダービー3着）など多くの産駒が勝ち上がっており、芝・ダートを問わずスピード能力の高い子供が目立ちます。

一方、母系はForest Flower（愛1000ギニーなど英愛重賞を4勝）を産んだLeap Lively（英重賞2勝、英オークス3着）を5代母に持ち、ブルーグラスSなど米国でG1・3勝を挙げて種牡馬入りしたHigh Yieldなどもこのファミリー。近親には落札価格300万ドルで日本に輸入されたキャッチアグリムス（ベルモントオークス、BCジュヴェナイルフィリーズターフ）や、米重賞勝ち馬Old Foresterらが名を連ねており、おばカネトシビバーチェは中央で4勝を挙げ、準OPで2着4回、3着6回と活躍しました。また、配合次第では昨今のトレンドでもあるサンデーサイレンスの3×4を成立させられる点も繁殖牝馬として大きな魅力の一つと言えるでしょう。

本馬は中央競馬で2021年8月にデビューして3戦しましたが、勝ち上がることが難しいと判断し、中央競馬の登録を抹消しました。その後、岩手水沢競馬・千葉幸喜厩舎に転入し、調教後に右前脚に重度の屈腱炎を発症。繋靭帯にも腫れがあることから回復までに長期間を要するため、繁殖牝馬として出品します。歩様に異常があります。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。どうぞ、宜しくお願いいたします。


※右前脚に重度の屈腱炎を発症しており、繋靭帯にも腫れがあります。

※さく癖、ゆう癖があります。

※水沢競馬場・千葉幸喜厩舎（岩手県奥州市水沢区姉体町阿久戸）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小原　準一郎