ウィステリアダディ　Wisteria Daddy　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父ドゥラメンテは荒削りながらも豪快な末脚で差し切った皐月賞、レースレコード（当時）をマークした日本ダービーとクラシック春二冠を達成。4歳時のドバイシーマクラシックでは落鉄、宝塚記念では入線後に跛行と不運も重なり、共に2着と涙を呑んでのスタッドインとなりました。1、2年目ともに300頭近くに種付けを行ったように、キングカメハメハの有力後継馬として人気は絶大。初年度産駒からタイトルホルダー（菊花賞、弥生賞、皐月賞2着）を筆頭にキングストンボーイ（ベゴニア賞、青葉賞2着、共同通信杯4着）やアスコルターレ（マーガレットS、もみじS）、ジュンブルースカイ（東スポ杯2歳S3着）、アヴェラーレ（春菜賞）、ヴァリアメンテ（若駒S2着）らが続々と勝ち上がり、昨年のファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝きました。今夏まだ9歳という若さでの急逝が惜しまれます。

一方、母系は仏重賞ウイナーであるSimon Du Desert（エドモンブラン賞、イスパーン賞3着）やVenize（グロット賞）を産んだCanaletto（伊G3ブオンタレンタ賞2着）を4代母に持ち、祖母トゥーピーは仏重賞アランベール賞の勝ち馬で仏1000ギニーの2着馬。おじにサトノラーゼン（京都新聞杯、日本ダービー2着、ATCサマーC2着）やサトノクロニクル（チャレンジC、阪神大賞典2着、京都新聞杯2着）、マイハートビート（若駒S2着、ラジオNIKKEI賞4着）など活躍馬が目白押しとなっており、半姉タツオウカケンランは東京の新馬戦でクビ差2着、名古屋3戦3連勝で中央に戻り、3着に好走しています。

本馬は2018年セレクトセール当歳馬セッションにて2,268万円で取引され、2020年8月30日に札幌競馬場の2歳新馬（芝1800m）にてデビューしております。ドゥラメンテのファーストクロップとして注目されたデビュー戦でしたが、道中は終始最後方を回る展開で第4コーナーで競走を中止し、レース後には右前肢跛行のため半年の療養をしています。2021年2月に復帰したものの思うような結果は出せず、2021年6月の未勝利戦を最後に園田競馬へ移籍しております。移籍後は5戦して2着1回・3着3回・入着1回とすべて掲示板に届く走りを見せ、勝ち星こそありませんが地力の高さを窺わせております。
好位から脚を使う競馬だけでなく、前走ではテンの速さを見せてレースを引っ張る走りを見せて、まだ成長途上ながらセンスの光る走りを見せてくれています。また馬体も中央所属時に比べて逞しさを増しており、このまま成長を遂げれば勝利を挙げるのもそう難しくはないといえるでしょう。今後の走りに期待が持てる本馬ですので、何卒ご検討くださいますようよろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
500kgの馬格があり園田で出走したレースでは1～2番人気で走っていましたが、まだ心身ともに幼い面があります。以前ゲートで隣の馬が暴れたことがあり、それからゲートでの駐立が悪くなってしまいました。（園田競馬・保利良平調教師）


※2020年8月30日の競走（札幌・2歳新馬）中に右前肢跛行を発症したため、競走を中止しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※ムロタホーストレーニング（滋賀県栗東市井上）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
12月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：北側　雅勝