アラハバキ　Arahabaki　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父ドリームジャーニーは怪物オルフェーヴルの全兄にあたり、現役時に有馬記念、宝塚記念などG1を3勝。産駒にはミライヘノツバサ（ダイヤモンドS、日経賞2着、AJCC3着）やヴェルトライゼンデ（ホープフルS2着、日本ダービー3着）、トゥラヴェスーラ（京王杯スプリングC2着、高松宮記念4着）、エスティタート（シルクロードS2着、京都牝馬S3着）、アルメリアブルーム（愛知杯2着）、スルーセブンシーズ（紫苑S2着）、トオヤリトセイト（アーリントンC3着）が中央で活躍している一方、地方ではイルティモーネ（兵庫ゴールドトロフィー2着）やドリームズライン（名古屋・東海ダービーなど重賞3勝）らが躍動。古馬になっても簡単には衰えがこない点も強みのひとつです。

一方、母系は名種牡馬Habitat（ムーランドロンシャン賞、ロッキンジS、ウイルズマイル、クインシー賞）の母として名高いLittle Hutを5代母に持ち、伊セントレジャーの勝ち馬Parting MomentやCCAオークス3着のFarewell Letter、武蔵野S、マーチSともに2着のナモンレグラスらもこのファミリーの出身。近親には中央3勝ロードリーナイト（府中3歳S3着、NHK杯5着、日本ダービー6着）がおり、全兄ディスピュートは3歳1月に京都で勝ち上がり、あずさ賞では3着に好走。高知転籍後に5勝を挙げています。

本馬は2歳11月に阪神・芝1400m戦でデビュー。ダッシュを利かせてハナに立つと、最後の直線でも踏ん張って4着となりました。2戦目も同距離に臨み、中団追走から運んだものの、直線でギアが変わらずに凡走してしまいます。距離を1ハロン詰めた3戦目では、直線で少し窮屈になってしまうロスがありながらも勝ち馬から0.8秒差の8着。その後も先頭から1秒圏内の走りを見せるものの、未勝利戦を勝ち上がることはできませんでした。
その後は中央再転入を目指して名古屋・川西毅厩舎に移籍。入厩後は年内の名古屋開催でのデビューに向けて進められていましたが、今月3日（金）の追い切り時に歩様に若干の違和感があり、7日（火）の調教後には左前膝に熱感が確認されたため、レントゲン検査をおこなったところ、左前第三手根骨近位の剥離骨折が判明。全治には9ヵ月以上を要する見込みとのことで、このタイミングでファンド運用を諦め、今回のサラブレッドオークションへ出品の運びとなりました。
患部につきましては現在は僅かに腫れている程度で、直近での骨折なのかはレントゲン写真からは判別が難しいとの獣医師の見解でした。ただ、剥離してしまった骨片については要摘出手術の対象ですので、ご承知の上ご入札ください。
本馬は中央でも勝ち上がれる可能性を見せていましたし、ダート戦は未経験。全兄ディスピュートが中央のダート1800m戦で勝利を挙げていることからも、しっかりと回復させることができれば、活躍できる可能性はあると思われます。キャリアもまだ6戦と浅いですし、長い目で見てくださるオーナー様に落札していただければ幸いです。
現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
先週3日（金）の追い切りで違和感があったことは事実で、馬自身が患部を気にしていたんだと思います。その際の脚元を含めたボディチェックでは異常はなく、現在も歩様に見せているわけではありません。完治後から競走復帰までに相応の時間が掛かる見込みですが、まだ3歳ですし可能性を秘めた馬だと思います。（名古屋競馬・川西毅調教師）


※2021年12月7日に左前第三手根骨近位の剥離骨折が判明。全治には9ヵ月以上を要する見込みです。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※名古屋競馬弥富トレーニングセンター・川西毅厩舎（愛知県弥富市駒野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
12月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング