ジェラスヒーロー　Jealous Hero　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父スクリーンヒーローは3歳1月に初勝利。ラジオNIKKEI賞2着、セントライト記念3着と重賞でも活躍を続けましたが、骨折のため菊花賞を断念し、1年近い休養に入りました。本領を発揮したのは復帰後で、格上挑戦したアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇を飾ると、その勢いに乗って挑んだジャパンCでは、ディープスカイ、ウオッカらを破ってG1初制覇。その後も天皇賞・秋2着などの実績を残し、5歳いっぱいで引退。種牡馬入りしています。産駒が大ブレークしたのが2015年。グァンチャーレがシンザン記念を勝って重賞初勝利を果たすと、ミュゼエイリアンが毎日杯を勝利。古馬になって本格化した初年度産駒のモーリスは安田記念、マイルCS、香港マイルを制覇。秋にはゴールドアクターがアルゼンチン共和国杯と有馬記念を連勝しました。モーリスは翌年にもG1を3勝しています。その後もトラスト、ジェネラーレウーノ、マイネルグリッド、ウインマリリンなど重賞ウイナーを輩出。地方でも、盛岡、水沢で重賞10勝を挙げたライズラインなどの活躍馬を出しており、馬産地で非常に人気の高い種牡馬です。

母系を見ますと、半姉のエピックガールはJRAの芝で1勝。同じく半姉のルナソルガールは名古屋で5勝を挙げて活躍中です。母ジェラスガールは皐月賞など重賞6勝を挙げたイスラボニータの半姉。祖母イスラコジーンはG2ミセズリヴィアSで2着となるなど、北米の芝重賞で活躍しました。さらに溯れば、4代母リドアイルが米G1サンタバルバラHで3着となるなど、米国を中心に多くの重賞活躍馬を送り出してきた一族です。

本馬は2020年7月19日に函館芝1800mの新馬戦でデビュー。中団で流れに乗りましたが、ラストは伸びずバテずといった走りで、ピンクカメハメハから1秒4差の5着でゴールしました。
2戦目以降は決め手不足を補う意味もあってダートに参戦。3戦目の中山ダート1800m戦では中団からメンバー2位の上がりタイムをマークして追い上げて0秒5差の3着に好走。初勝利へのメドを立てましたが、その後に半年の休養を挟んで復帰したあとは、2戦続けて2桁着順と期待を裏切ってしまい、JRAの登録は抹消。秋に大井で再スタートしました。
移籍初戦となった1200mC2戦は3番人気と上位の評価を受けながら中団から差を詰めることができずに14頭立ての9着。2戦目の1600m戦は出ムチを入れて先行しましたが、3コーナー付近からついていけなくなり、13頭立ての12着。2戦して結果が出なかったため、オークション出品が決まっています。
しかしながら、もともとの能力を考えれば、現状の成績に甘んじるような馬ではありません。まだキャリアも浅く大きな伸びしろを残しており、これから心身のバランスが取れて、うまくかみ合ってくれば、初勝利はもちろん、さらに上のクラスでの活躍も期待できる一頭でしょう。なお、右前脚にソエが出ています。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
JRAの1800mで3着があるように、本質的には中距離以上のレース向きですが、なかなか集中力が持続せず、勝負どころで置かれるようなところがあるため、大井では短めの距離を使っていた経緯があります。（大井競馬・森下淳平調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
12月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ティケム