ヒロシゲウェーブ　Hiro Shige Wave　　セン　５歳　　※地方競馬　在籍

父ダイワメジャーは現役時にマイルCS連覇や天皇賞・秋などG1・5勝を挙げ、2年連続で最優秀短距離馬に選出。種牡馬としての活躍も目覚ましく、ファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝いた2011年以降、カレンブラックヒル（NHKマイルC）、コパノリチャード（高松宮記念）、ブルドッグボス（JBCスプリント）、メジャーエンブレム（NHKマイルC、阪神ジュベナイルフィリーズ）、レーヌミノル（桜花賞）、そしてアドマイヤマーズ（香港マイル、NHKマイルC、朝日杯フューチュリティS）やレシステンシア（阪神ジュベナイルフィリーズ）など多くのG1ホースや重賞勝ち馬を輩出し続けており、2歳世代からはデビューから無傷の3連勝セリフォス（デイリー杯2歳S、新潟2歳S）が登場。常時サイアーランキングの上位を賑わせています。

一方、母系は仏G1パリ大賞の覇者Soleil Noirを産んだSkeldaを5代母に、マルセルブサック賞3着馬Feerie Borealeを4代母に持ち、近親には愛独仏英重賞7勝を誇るJukebox Jury（愛セントレジャー、オイロパ賞）が存在。祖母ベルアリュールⅡはヴァントー賞、アシーニアSと仏米で重賞2勝を挙げており、おばにヴィクトリアマイルを制したアドマイヤリード、今週の阪神ジュベナイルフィリーズに出走を予定しているベルクレスタ（アルテミスS2着）、重賞でも上位人気に推されたカレンシリエージョ（太宰府特別）と活力が漲っています。
また、ダイワメジャー×Giant's Causewayの配合からは、ブリュネット（フローラS3着）やダノンレーザー（與杼特別、白川郷S2着）、サンマルクイーン（瀬戸内海特別2着）といった中央準OP馬をはじめとして、複数の活躍馬が出ています。

本馬は2歳12月の阪神芝2,000mでデビュー。芝では結果が伴いませんでしたが、4戦目からダートに矛先を向けるといきなり大接戦の2着。ダート適性の高さを見せつけましたが、まさしく勝ち運に恵まれず、2019年8月の札幌を最後に園田競馬に移籍しました。移籍緒戦は断然人気に推されながら取りこぼしてしまいますが、行き切る競馬に徹すると成績が向上。移籍4戦目は後続に影をも踏ませぬ圧勝劇で初勝利を飾ると、次走もオイデオイデの大楽勝。惜しくも3連勝は逃してしまいますが、再び連勝街道を突き進みます。
昨秋去勢処置を行い休養を挟みますが、今年は去勢の影響で大幅体重減での始動。完調ではない中でも勝ち星を積み重ね、レース体重が示す通りで本調子に戻った下半期は7馬身・8馬身・5馬身差といずれもスピードの違いで他馬を圧倒しました。

残念ながら所有頭数の整理をする関係でサラブレッドオークションへ出品する運びとなりましたが、現C1クラスでも上位に入線しているようにまだ上を目指せる馬だと信じています。戦法は限られているもののテンに行けるスピードは地方競馬の必須条件。幅広いバイヤーの皆様に是非入札していただけましたら幸いです。
なお、右前球節の外側に古傷があります。また、両トモの球節周りに軟腫のようなものが見られますが、熱感や痛みはありません。ノークレームノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
スピード能力が高く、スタートダッシュがピカイチ。ただC1クラスに昇級してからマークが厳しくなり、すんなりとした競馬が叶いませんでした。普段から臆病で、周囲に馬が少ない方がスムーズに動けるタイプですが、昨秋の去勢をキッカケに徐々にマシになってきました。ただ、まだまだ取り扱いには細心の注意が必要です。（園田競馬・森澤友貴調教師）


※2020年10月25日（4歳時）に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
12月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：西川　茂樹