チョウジュクムスメ　Chojuku Musume　　牝　２歳　　※中央競馬　登録抹消

本馬の父ベルシャザールは、日本ダービーで3着に入るなど芝でも活躍した馬ですが、骨折休養後はダート戦線に矛先を向けると、ジャパンCダートでG1初制覇を果たし、JRA賞の最優秀ダートホースに選ばれました。本馬の母エイシンウィチタは、現役時代こそに未勝利で終わってしまったものの、全姉にセントウルステークス（G2）を制するなど芝短距離で大活躍したエーシンヴァーゴウがいる良血で、魅力的な血統背景を持つのが、今回出品させて頂くチョウジュクムスメ号になります。同馬は2020年のオータムセールで購買後も順調に調整が進み、前向きな気性から早期デビューを検討しておりましたが、春先にソエを発症してしまい、1度ペースダウン。ソエが固まるのを待ってから再度調教ペースを上げていき、2021年9月の中山・芝1200m戦でデビュー致しました。やや出負け気味のスタートとなり、道中で脚を使った分終いは甘くなりましたが、マズマズの走りを見せてくれました。短期放牧を挟んで2戦目は11月の東京・ダ1300mでしたが、このレースでもやや出負けしてしまい、道中は砂を被るのが嫌がる素振りも見せ、さらに直線では進路が狭くなるシーンがあるなど、不完全燃焼に終わってしまいました。3戦目の中京・ダ1200m戦では五分のスタートから中段を進み、直線でも頑張っておりましたが、残り200m過ぎから徐々に伸び脚が止まってしまいました。これまでの本馬のレース振りから今後の展望を検討した結果、このタイミングで別の方にお譲りすることに致しました。同馬はとても前向きな気性をしていますし、真面目で今現在はソエの状態も特に問題はありません。しかしながら、呼吸音に異常が確認されたことから内視鏡検査を行ったものの、静止状態では異常が確認されませんでした。そこでさらにオーバーグラウンドによる内視鏡検査を行ったところ、声帯、披裂喉頭蓋ヒダに虚脱、披裂軟骨小角突起の亜脱臼、DDSPが判明致しました。喉はこういった状況ですが、レース、追い切りを重ねる毎に呼吸音の改善は見られますし、スタートも五分に切れるようになってくるなど、レース振りが上達してきております。同馬の前向きな気性からも小回りコースの短距離戦であれば、活躍出来る可能性もありそうですし、脚元も固まっておりますので、数も使えそうです。気になる方は入札の前に検査をして頂き、同馬の現状を十分ご理解、ご承知の上入札して頂くことをお勧めいたします。
その他気になる疾病や悪癖は特にございませんが、記載事項に関するキャンセルには応じられません。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※静止状態での内視鏡検査では異常ありませんが、オーバーグラウンドによる内視鏡検査では、声帯虚脱、披裂喉頭蓋ヒダ虚脱、披裂軟骨小角突起の亜脱臼、DDSPを確認しています。

※さく癖があります。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※NSR（茨城県牛久市奥原町・リトルブルーファーム内）に在厩しており、預託料は8,250円/日（税込）です。
12月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：由井　健太郎