ラヴィーニア　Lavinia　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

ラヴィーニアをご紹介いたします。

本馬の父はスクリーンヒーローです。3歳シーズンはラジオNIKKEI賞 (G3)で2着、セントライト記念 (G2) で3着となかなか重賞タイトルに手が届かなかったものの、4歳を迎えて本格化。アルゼンチン共和国杯 (G2) を優勝すると続くジャパンカップ (G1) を連勝で制し、見事G1タイトルを手にしました。種牡馬としてもモーリス、ゴールドアクターなどのG1勝ち馬に加え、数々の重賞勝ち馬を送り出しています。
　
母はゴールデンリーブス (USA) です。2代母Desert Gold (USA) はアメリカで12戦6勝、米ガーデニアH  (G3) 2着の実績馬で、英フィリーズマイル (G1) を制したWhite Moonstone (USA)や、英ランカシャーオークス (G2)で3着に入着したAlbasharah (USA) を送り出しており、3代母Desert Stormette (USA) から広がるファミリーには重賞2勝、米ペガサスワールドC招待S (G1) 3着のIndependence Hall (USA) が名を連ねるなど、幅広い舞台で素晴らしい実績を残しているファミリーの出身です。

本馬は調整にじっくりと時間をかけられ、2021年2月28日の小倉・芝2000m戦において、既走馬相手のデビュー戦を迎えました。スタートではやや出負けする形となり、隊列の14番手を追走、3コーナーから徐々にポジションを上げ始めます。直線では荒れた内側を避けて馬場の外目から追い出され、上がり3位の末脚を繰り出しますが先行していた勝ち馬との位置取りの差を埋めることは出来ず、0.7秒差の8着でレースを終えました。

2戦目は3月21日の阪神・芝2400m戦に出走しました。スタートから出たなりの8番手を追走、向こう正面から進出を開始し、5番手の位置で直線を迎えますが、止まることなく最後までジリジリと脚を伸ばすものの、先頭集団からは離されてしまい、0.9秒差の6着となりました。

続けて3戦目に4月17日の阪神・芝2200m戦に出走しますが、レース中に鼻出血を発症してしまったために休養を余儀なくされました。

7か月の休養を挟み、迎えた復帰戦は11月6日に行われた1勝クラスの土湯温泉特別 (福島・芝2000m) と格上相手のレースとなりました。今回はまずまずのスタートを決め、4番手の位置から競馬を進めます。しかし4コーナーでのペースアップに若干置いて行かれる形となり、直線では懸命に前を追ったものの、0.7秒差の10着でゴールとなりました。

その後12月4日に中京・ダート1900m戦に格上挑戦し、4.2秒差の13着となったタイミングで、現状の能力では格上となる1勝クラスで勝ち切るのは難しいと判断し、JRA競走への出走を諦め、地方競馬に新たな活躍の場を求めての上場となりました。

本馬はこれまでに5戦を消化したのみと経験は浅いものの、使い込まれておらず状態はいたってフレッシュ。ダートは1戦のみで、結果は芳しくありませんでしたが、格上相手のレースでのもの。地方競馬で経験を積み、成長を遂げれば、秘めた才能が花開くかもしれません。またその血統背景から、引退後には繁殖牝馬としても活躍してくれると願っております。
なお、左前肢内側に管骨瘤が有りますが、古いもので熱感・痛みは有りません。また、レース後、左前球節に若干の腫脹を認めますが、疼痛、跛行、レントゲンでの異常は有りません。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2021年4月17日の競走（3走前）中に鼻出血を発症しています。
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
12月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)