テーオーメルロー　T O Merlot　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍

父ストロングリターンは6歳時に当時の日本レコードタイムで安田記念を制覇。スタッドイン後の2017年には新種牡馬として二世が真っ先に勝ち名乗りを上げました。中央では現在OP特別 3連勝中のプリンスリターン（シンザン記念2着、アーリントンC3着、函館2歳S3着、朝日杯フューチュリティS5着）をはじめとして、ツヅミモン（シンザン記念2着）やペイシャルアス（カンナS）、フラリオナ（ききょうS2着）、地方でもテツ（金沢重賞・MRO金賞）やジェッシージェニー（金沢・名古屋・佐賀重賞3勝）、フレアリングダイヤ（大井重賞・金盃2着）といった産駒たちが全国の重賞やOPレースを賑わせるなど、芝はもちろん、ダートもまったく苦にしないことから玄人好みの頼れる存在として人気を博しています。

一方、母系はケンタッキーオークスなど米G1・3勝を誇るWhite Star Lineを5代母に、仏G2ポモーヌ賞の勝ち馬Whitehavenを4代母に持ち、Valley of Gold（伊オークス、ヴェルメイユ賞2着、愛オークス3着）やPreseli（モイグレアスタッドS）といったG1馬たちもこのファミリーの出身。近親には準OPで2着3回と活躍したテイエムザエックス（四国新聞杯、大須特別など中央4勝）がおり、おばにコパノマリーン（不知火特別など中央4勝、フェアリーS5着）、おじにグラーネ（中央2勝、園田7勝）と、その勢いに陰りは見られません。

本馬は2021年5月30日に中京競馬場の3歳未勝利（ダート1200m）にてデビューしております。初戦では馬が若い様子が見て取れ、レースでもあまり良いところを見せることができずに後方のまま終えたことから、2021年10月に園田競馬へ移籍しております。しかしながら移籍後初戦では、道中で少し下がったものの直線でしっかりと伸びてきて能力の片鱗を見せてくれました。続く移籍2戦目ではやや精彩を欠いたものの、しっかりと走る姿を見せてくれている1頭です。
レースの結果を見るとやや物足りない印象を受けますが、パドックを含めてレースではしっかりと前向きに走っており、真面目な気性が窺えます。現状ではやや非力なところを見せることもありますが、デビューから半年ほどのキャリアの本馬ですので伸びしろと捉えることもできるでしょう。成長を遂げた暁には大きな変わり身を見せてくれるかもしれません。今後の成長に期待できる本馬ですので、何卒ご検討くださいますようよろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
体質が弱く、疲労がたまりやすいところがあります。飼い葉食いも良くないために乗り込めていませんが、使いつつ体力がついてくればあるいは良くなっていくこともあるかもしれません。気性はおとなしく前向きです。輸送の負担のない滞在の競馬場ならもっとやれてもおかしくないでしょう。左前脚に骨瘤があります。
（園田競馬西脇・石橋満調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※加西乗馬クラブ（兵庫県加西市中西町）に在厩しており、預託料は3,300円/日（税込）です。
12月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小笹　公也