ベルマリオン　Belle Marion　　牝　２歳　　※地方競馬　在籍

父トーセンブライトは現役時に兵庫ゴールドトロフィー連覇を含む交流重賞4勝をマーク。種牡馬入り後の産駒頭数は毎年10頭前後と少ないものの、これまで8世代で出走した84頭のうち60頭（71％）が勝ち上がる好成績を残しており、ハイランドピーク（エルムS）やジョエル（大井・黒潮盃、川崎・クラウンC）、トーセンブル（園田・六甲盃、大井重賞・金盃2着、ダイオライト記念4着）、ノブレスノア（大井・ハイセイコー記念）、トーセンレビュー（名古屋・東海桜花賞、金沢・金沢スプリントC）、アペリラルビー（園田・のじぎく賞、東海重賞2着3回）、ミスカゴシマ（佐賀重賞8勝）、フォークローバー（佐賀オータムスプリント連覇）、ドミニク（名古屋・ゴールドウィング賞）と中央・地方双方で重賞ウイナーを多数輩出。他にもトーセンマリオン（関東オークス3着）やワンパーセント（中央3勝、南関東6勝、浦和重賞・プラチナC4着）、カイル（大井重賞・ハイセイコー記念3着、金沢重賞・兼六園ジュニアC3着）など、内容も充実しています。

一方、母系は半姉に盛岡重賞・オパールC3着のトーセンジルコンを持ち、出品本馬を含むきょうだい5頭が勝利を収める堅実ぶり。おばにエアパスカル（チューリップ賞）、おじにカルドブレッサ（中山金杯2着、日経新春杯4着）と活力に富んでおり、近親にもブラックタキシード（セントライト記念、日本ダービー5着）やミカエルビスティー（ホープフルS2着、すみれS2着、岩手重賞2着2回）、ジュンツバサ（セントライト記念3着）、ニューホープ（東海ゴールドCなど地方重賞4勝）といった活躍馬がズラリと並ぶ、極めて優秀なファミリーです。

本馬は今年9月の笠松ダート800mでデビュー。いかにも初戦らしくスタートはモッサリしていましたが、徐々に行き脚がつきます。4コーナーでは速めのラップを刻む逃げ馬のセーフティーリードかと思われましたが、3着馬と馬体を併せながら前を捕らえにいきます。ゴール前できっちりと交わし見事新馬勝ちを射止めます。2戦目は所有馬の3頭出し。シルバの能力が抜けていて時計の速い決着となり6着でゴール。その後も重賞挑戦を試みますが、一線級とは道中の位置取りにやや差がある印象。先週も最後方に置かれましたが、エンジンが掛かり始めると大外から長くいい脚を使い3着に押し上げました。残念ながら頭数整理の関係でサラブレッドオークションへ出品する運びとなりましたが、もう少し馬体がパンとしてくれば正攻法の競馬が可能になるでしょう。短距離で実績を残している馬ですが、追ってバテない特長を生かし距離が延びた方がレースはしやすいかもしれません。現状は展開の恩恵も必要ですが、キャリを重ねつつ力を付けていくのではないでしょうか。
尚、ノークレームノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
グッドルッキングホースなのですが、背腰がやや甘く疲労が蓄積しやすい傾向にあります。テンから急かしていくとフォームがバラバラになってしまうため、序盤はジックリと構えていますが、そのぶん毎回ひと脚は使ってくれる馬です。尚、先週のレース中に右前を打撲しました。添付の画像をご確認ください。（笠松競馬・後藤正義調教師）


※さく癖があります。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※笠松競馬場・後藤正義厩舎（ 岐阜県羽島郡笠松町若葉町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
12月25日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：島川　隆哉