スウォードキング　Sword King　　牡　６歳　　※地方競馬　在籍

父タイムパラドックスは明け6歳時に平安Sを制して重賞勝ち馬の仲間入りを果たし、8歳11月の引退までにJBCクラシック連覇やジャパンCダートなどダートG1を5勝。種牡馬入り後もダートを中心に地方競馬の上位サイアーとして、ソルテ（さきたま杯）やトウケイタイガー（かきつばた記念）、インサイドザパーク（東京ダービーなど南関東重賞3勝、ジャパンダートダービー4着）、タイムズアロー（南関東重賞2勝、マーキュリーC2着）、タイムビヨンド（門別重賞2勝、クイーン賞3着）、オウマタイム（京浜盃、鎌倉記念）、ドラゴンエアル（川崎・報知オールスターCなど地方重賞4勝）など、交流および地方重賞ウイナーを次々に輩出。産駒には距離の融通性があり、息の長い活躍馬が数多く見受けられます。

一方、母系は社台グループの礎を築いた一頭ファンシミンに遡る有力ファミリー。オールカマーなど重賞5勝を挙げたダイナフェアリーを曾祖母に持ち、近親にはローゼンカバリー（日経賞などG2・4勝）やサマーサスピション（青葉賞）、ホクトスルタン（目黒記念）、ドリームシグナル（シンザン記念）、アークヴィグラス（エーデルワイス賞）、アイアンテーラー（クイーン賞）などの活躍馬がズラリ。いとこのコスモユッカは初咲賞など中央4勝、ダイワロシナンテは大井でデビュー5連勝を含む7勝を挙げ、中央の1000万クラスで2着、バーバリライオンは金沢で5戦全勝、地元重賞・北日本新聞杯を圧勝しています。

本馬は2歳10月の船橋ダート1,000mでデビュー。ペースが速く序盤は盛んに手が動きますが、直線に入るとしっかり反応し2着でゴール。自らハイラップを刻んだ勝ち馬のスピードが一枚上手で致し方ない結果と言えるでしょう。2戦目は距離延長を試みると追走も楽に。インの経済コースで脚を溜め直線半ばで外へ持ち出すとゴール寸前でキッチリと前を捕らえ早くも初勝利を飾ります。その後も堅実な末脚を繰り出し追って味のあるところを見せつけましたが、およそ2年半程勝ち運から見放されていました。昨春目先を変える意味で長丁場にトライしたところ作戦がズバリと嵌まります。ほぼ最後方から捲り気味に進出すると2着馬とのマッチレースに。激しい追い比べを制し長いトンネルを抜け出します。持続的に脚を使える長所が条件にマッチしたようで、次走も大胆な競馬で2連勝。5歳にして漸く軌道に乗り始めた印象を受けましたが、さすがにBクラスへ格付けされると一筋縄ではいかず善戦止まり。近走も成績が振るわないため、このタイミングを機にサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。

ダート馬としてはやや小柄ですが、豊富なスタミナを兼ね備えています。まだ老け込むには早い年齢ですし、気力の充実と相手関係次第でまだやれると信じています。勝ち味に遅くともトータルの採算性を重視しているバイヤーの皆様、落札候補の1頭としてご検討いただけましたら幸いです。
尚、ノークレームノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
長丁場の適性が高く昨春2,000mの番組を選択してから覚醒しました。ただ夏場に3ヶ月の休養を挟んでからリズムが狂い思うように調子が上がってきません。C1に降級した前走は一変を期待していましたが、不甲斐ない競馬。同クラスで2連勝した実力の持ち主ですし、走る気さえ戻れば当然通用して不思議ないでしょう。尚、1月2日のレースで右後肢繋部に擦過傷による傷腫れを発症。また馬房内で飛節部を打撲し、飛端腫が出ています。添付の画像をご確認ください。いずれも歩様に支障をきたしてはいません。また、それに伴う体温の上昇や飼食いの減少、運動機能障害は認められませんし、獣医師による検診も受診済みです。（川崎競馬・佐藤博紀調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・佐藤博紀厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
1月8日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：城之内　勝己