サンゴ　Sango　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父クロフネは米国産で、クラシックが外国産馬に門戸開放された2001年にNHKマイルCを制して日本ダービーに挑みましたが、ジャングルポケットの5着に敗れました。秋も芝路線を継続する予定でしたが、天皇賞・秋への出走が叶わないことから、初ダートとなる武蔵野Sに出走すると、1分33秒3という芝並みのタイムで9馬身差の圧勝。続くジャパンCダートでも7馬身差で優勝しました。この一戦を最後に故障のため引退、種牡馬入りしています。産駒も芝、ダートの双方で活躍しており、フサイチリシャール（朝日杯FS）、スリープレスナイト(スプリンターズS)、カレンチャン(スプリンターズS、高松宮記念)、ホエールキャプチャ(ヴィクトリアマイル)、クラリティスカイ(NHKマイルC)、アエロリット(NHKマイルC)、ホワイトフーガ(JBCレディスクラシック)といったG1馬を輩出。2021年もソダシが桜花賞馬に輝いています。

母系を見ますと、母ポムフィリアは兵庫チャンピオンシップ3着、関東オークス2着の活躍馬。伯父メイショウライナーが平地、障害合わせて7勝、伯母プラチナティアラは函館2歳S2着、叔父バイオスパークは福島記念に優勝と、母のきょうだいも走っています。祖母ナナヨーティアラは芝の短距離で3勝。3代母のナナヨーストームは忘れな草賞を勝ってオークストライアルで2着。その全妹にオークス2着のナナヨーウイング、半弟にスーパーダートダービー2着のナナヨーウォリアーがいる血統です。近親にはマーチSを勝ったナナヨーヒマワリなどもおり、非常に底力のある一族といえます。

本馬は2020年の北海道セレクションセールにて1,155万円で購入し、2021年12月26日に阪神ダート1800mの新馬戦でデビュー。16頭立ての3番人気と上位の評価を受けました。スタート、ダッシュともに上々で、道中は好位グループを形成。向こう正面に入ってからジワっとポジションを上げて3番手へ。勝負どころの手応えはもうひとつで、4コーナーでステッキが入りましたが、そこからもしぶとく脚を使っており、6着でゴール。1、2着馬には離されましたが、3着馬からは1秒も離されておらず、2戦目に楽しみが持てる内容でした。
ところが、レース後に左前繋部の屈腱炎が判明。損傷率は15％で、復帰まで時間がかかりそうなことから、わずか1戦でのオークション出品となりました。しっかり休ませる必要はありますが、初戦で能力の片鱗は示しており、競馬を使いながらさらに良くなっていきそうな雰囲気もあります。脚元以外に悪いところはなく、先々は高いレベルでの活躍を見込んでもいい一頭でしょう。
現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※21年12月26日（2歳時）の競走中に左前繋部の屈腱炎を発症（損傷率約15％）。事故見舞金18号（JRAの施設内で発生した屈腱炎により9ヵ月以上出走できなくなった場合）を受給しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
1月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：石川　達絵