スマートアクシオン　Smart Axion　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ダイワメジャーはダートで初勝利を挙げ、スプリングS3着から皐月賞に駒を進めると、10番人気の低評価を覆して快勝。クラシック本番で芝初勝利を挙げました。その後もコンスタントに重賞タイトルを積み重ね、5歳秋には毎日王冠、天皇賞・秋、マイルCSと3連勝。翌年には安田記念、マイルCSを制しました。前々から押し切る持久力を生かした競馬を得意とし、瞬発力勝負が得意な他のサンデーレイレンス産駒とは一線を画した一流馬で、種牡馬としても、その特徴をよく産駒に伝えています。初年度からNHKマイルCの覇者カレンブラックヒルを出し、その後もコパノリチャード(高松宮記念)、メジャーエンブレム(阪神JF、NHKマイルC)、レーヌミノル(桜花賞)とG1馬を輩出。アドマイヤマーズ（NHKマイルC、香港マイル）、レシステンシア（阪神JF）の活躍も記憶に新しいところです。また、ダートでもブルドッグボス(JBCスプリント)、ノーヴァレンダ(全日本2歳優駿)といった交流G1馬を出している大種牡馬です。

母系を見ますと、半姉スマートシエルは浦和で1勝。母スマートオランプは未出走でしたが、そのきょうだいには宝塚記念などを勝ったスイープトウショウや交流重賞で活躍したトウショウフリークなどがおり、叔父のピンクカメハメハは今年のサウジダービーに優勝しています。いとこには6勝を挙げ根岸Sなどで2着となったトウショウカズンや、昨年の若葉Sを勝って皐月賞4着のアドマイヤハダルなどがおり、近親には関屋記念3着のトウショウノアや、ファルコンSを勝ったトウショウドラフタがいます。3代母サマンサトウショウはエプソムCの勝ち馬で、その半弟には新潟大賞典を勝ったトウショウバルカン。4代母は桜花賞3着のマーブルトウショウと筋の通った名牝系です。

本馬は2021年8月29日に新潟芝1600mの新馬戦でデビュー。互角のスタートから抜群の二の脚を発揮して先行集団に取りつき、道中は3番手の外めを追走しました。道中の行きっぷりも悪くなく、3、4コーナーの手応えも悪くはありませんでしたが、外回りの長い直線で思ったほど反応できず、伸びを欠いて18頭立ての16着でゴールしました。
2戦目は目先を変えて中京のダート1200m戦に出走。スタートをボコッと出てしまい、前半は置かれてしまいましたが、3コーナーでは馬群に取りつきました。水が浮くような不良馬場で前も止まらないなか、直線は懸命に差を詰めて10頭立ての8着でゴール。序盤のロスが響くかたちとなってしまいました。
芝に戻した3戦目の中京1400m戦はスタートも決まりましたが、初戦同様にラストの粘りを欠いて17頭立ての16着。年明けは名古屋1400mの交流競走に出走し、3番人気の支持を受けましたが、早めに後退する格好で10頭立ての8着に終わっています。
馬格のあるダイワメジャー産駒で、スピード能力の片鱗を見せていますが、まだ全体的に力が付ききっていないのか、ラストでギアを上げられない現状です。まだキャリアの浅い3歳馬ですし、そのあたりは今後の成長に期待したいところです。
血統的にも馬格的にもパワーを秘めており、慣れてくれば地方競馬のダートを苦にすることもないはず。今後の伸びしろが大きいぶん、先々まで期待できる一頭といえそうです。
なお現在、両後肢の繋部内側に外傷がみられます。痛みはありません。現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
1月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)大川徹ホールディングス