インテグラーレ　Integrale　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父ヴァンキッシュランは名馬ディープインパクト×6連勝で仏G1オペラ賞を制したリリーオブザヴァレー（その父Galileo）から成る良血を誇り、当歳時にセレクトセールにて1億9,950万円という高額で落札。3歳1月に待望の初勝利を挙げると、春にはアザレア賞、G2青葉賞と2連勝を飾り、続く日本ダービーでは13着。その後は脚部不安に見舞われ、2018年にスタッドインしました。種付け頭数は毎年20頭前後。昨年より初年度産駒が順次デビューしており、中央ではトーセンヴァンノ（コスモス賞、札幌2歳S3着）、地方ではギャレット（盛岡重賞・若鮎賞、ジュニアグランプリ2着）らが頭角を現すなど、すでに6頭が勝ち名乗りを挙げる好スタートを切っています。

一方、母系は米シャンペインSの覇者Toccetらと同じくCharming Dollの血を継ぐ有力ファミリーで、近親にはSimon Du Desert（エドモンブラン賞、イスパーン賞3着）やVenize（グロット賞）といった仏重賞ウイナーが存在。おばトゥーピーはアランベール賞の勝ち馬で仏1000ギニーの2着馬、いとこにはサトノラーゼン（京都新聞杯、日本ダービー2着、ATCサマーC2着）やサトノクロニクル（チャレンジC、阪神大賞典2着、京都新聞杯2着）、マイハートビート（若駒S2着、ラジオNIKKEI賞4着）など、お馴染みの活躍馬がズラリと並んでいます。

本馬は昨年8月の大井ダート1,400mでデビュー。ポコンとしたスタート、前がグングン飛ばす流れで追走にやや苦労していましたが、勝負処でエンジンが掛かると徐々に先団との差を詰めていきます。直線は大外を回しレジェンド的場文男のアクションに呼応すると最速の上りで3位入線。後続に決定的な差をつけたうえ、離れた位置から諦めずに伸びていた点は新馬としては非常に中身の濃いレースでした。2戦目は当然のことながら上位人気に推されますが痛恨の出遅れ。初戦同様脚は見せたもののスローペースでは万事休す。その後もメンバー上位の末脚を発揮しますが、突き抜けるにはどうしても序盤の位置取りが鍵となります。前走もそんなに悪い競馬ではありませんが、所有頭数の整理をする関係で今週のオークションへ出品することにいたしました。ブリンカーを試し行き脚をつける対策も講じましたが、相手関係が楽になる地区への移籍が叶えばもう一列前でレースを運べる可能性が高くなると思います。まだキャリアが浅いですし、粗削りな面が解消されてくれば決め手に磨きが掛かってくるでしょう。尚、ノークレームノーリターンでお願いします。
記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
まだまだ心身共に幼くレースぶりも大味。しかしながら既に4戦しているように今後もコンスタントに出走を重ねることができると思います。もう少し成長して器用さが身についてくれば活躍が見込めるでしょう。（大井競馬小林・橋本和馬調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
2月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ジャパン・ヘルス・サミット