ドラマ　Drama　　牡　　６歳　　※地方競馬　在籍

父エスポワールシチーはフェブラリーSやジャパンCダートなど、当時トップとなる“G1・9勝”の金字塔を打ち立てた2009・10年の最優秀ダートホース。17年には種牡馬として地方ファーストシーズンチャンピオンサイアーに輝いており、初年度産駒からメモリーコウ（ブリーダーズGC2着、マリーンC2着、東海S3着）やショーム（バレンタインS）といった中央OP馬、ヤマノファイト（羽田盃など南関東・門別重賞6勝）やコーナスフロリダ（園田重賞・兵庫ダービー）といった地方重賞勝ち馬を輩出。さらにはヴァケーション（全日本2歳優駿）を筆頭に、イグナイター（園田・高知重賞2勝、兵庫ゴールドトロフィー3着）やホールドユアハンド（川崎重賞・クラウンC）、インペリシャブル（大井・川崎重賞2勝）、ステラモナーク（園田・名古屋重賞5勝）など、ダートにおける重賞ウイナーを多々送り出し、ゴールドアリュールの有力後継馬として確かな実績を積み上げています。

一方、母系はRoyal and Regal（フロリダダービー）を産んだケンタッキーオークス馬Native Streetを4代母に持ち、輸入種牡馬ストラヴィンスキーらもこのファミリーの出身。おじにPearl of Love（伊グランクリテリウム、愛フュチュリティS）やSocial Charter（エクリプスH、ファイエットS）、近親にMekong（愛ナショナルS3着）やトーヨーリファール（ニュージーランドT4歳S、マーチS、平安S、毎日王冠2着、フェブラリーS2着）、トーヨーサンバ（関東オークス2着）と活力に富んでおり、半兄SafsoofはUAEリステッド競走で2着、モアザンストームは中央ダートで2勝、半姉セカンドインパクトは園田重賞・園田プリンセス、兵庫若駒賞ともに3着するなど、出品本馬を含む出走したきょうだい全てが勝利を収めています。

本馬は2歳9月の中山ダート1,200mでデビュー。スタート地点の芝で行き脚がつかずピリッとしないまま12着でゴール。3戦目で漸く行きっぷりが良化し好位からレースを運んで入着を果たしますが、その後は進展が見られないため2019年2月のレースを最後に高知へ移籍します。移籍緒戦は2番手追走から早め先頭に踊り出ると、直線は見応えのある激しい叩き合いを制し見事ドラマ第一話を完結させます。当地で通算3勝を挙げ南関東への転入資格を得ると、同年7月より大井の現厩舎へ拠点を移します。ここも緒戦を一発回答、抑え切れない手応えで追走しゴール前もグイッとひと伸び。ドラマ南関東編の幸先の良いスタートを切りました。派手さはないものの堅実なレース運びで2020年は通算5勝目をマーク。昨年も勝ち星を加算しましたが、降級した近2走は期待ほど弾けてくれず所有頭数の整理をする関係で、今回のオークションへ出品する運びとなりました。
戦績が示すとおり環境が変わってもすぐに結果を出しているように順応性の高いタイプ。接戦になると渋太さを発揮し、格付けの恩恵が受けられる地区への移籍が叶えばまだやれて不思議ないでしょう。競走馬を所有する醍醐味としてもちろん勝利の喜びは大前提ですが、コツコツと賞金を獲得してくれるタイプをお探しのバイヤー様には興味を示して頂けそうな馬だと思います。尚、ノークレームノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
年明けよりC1からC2へ降級。相手関係が楽になり期待していましたが、現状は入着が精一杯のようです。尚、昨年7月のレース中に鼻出血を発症しましたが、その後は再発していません。また、本馬は退厩手当を受給しているため、大井競馬での継続しての在籍・預託は不可となっております。（大井競馬・市村誠調教師）


※2021年7月2日（5歳時）の競走中に鼻出血を発症しています。

※南関東3競馬場（川崎・船橋・浦和）への転入が可能です（大井競馬への転入は不可・大井競馬退厩手当受給のため）。

※ゴリンファーム（千葉県香取市大根・相川牧場内）に在厩しており、預託料は7,150円/日（税込）です。
2月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：馬目　勇