アルマトップエンド　Arma Top End　　牡　　７歳　　※中央競馬　登録抹消

父パイロは米国で走り、BCジュヴェナイルで2着になるなど2歳時から活躍。3歳時は3番人気で出走したケンタッキーダービーで8着に終わるなどG1に手が届きませんでしたが、4歳秋にフォアゴーSを制して待望のG1初制覇を果たしました。A.P. Indy直子の名種牡馬Pulpitの後継種牡馬として期待を集め、日本で種牡馬入り。初年度から北海道スプリントＣに優勝したシゲルカガや、浦和の桜花賞馬シャークファングなど送り出し、その後も羽田盃など南関東で重賞4勝のタービランス、東京ダービー馬ハセノパイロといった一流馬を輩出しています。2019年はミューチャリー、デルマルーヴルなどの活躍で地方競馬の種牡馬ランキングでは自己最高の2位となり、その後もケンシンコウ(レパードS)や、南関東の2冠牝馬アクアリーブルなどが活躍。また、フェアリーＳを勝ったビービーバーレルのように芝、ダートを問わない産駒もいて、非常に確実性の高い種牡馬として馬産地での人気は健在です。

母系を見ますと、母オーゴンサンデーは芝で6勝を挙げてオープン、重賞でも好走した活躍馬。半姉オーゴンチャチャはJRAの芝で、半兄ロードボアソルテはダートで勝ち上がっています。伯母に短距離で4勝を挙げたミルダイヤがいるなど母のきょうだいも堅実。さらに溯れば、函館3歳Sを勝って皐月賞2着のディクターランド、新潟3歳S3着のダイナスマイル、福島記念2着のインターライセンスなども同じ一族。中央だけでなく、地方競馬でも多くの勝ち星を挙げているファミリーです。

本馬は2017年6月19日に阪神芝1600mの新馬戦でデビューし、12頭立ての11着。その後も芝を使い、メンバー最速の上がりタイムをマークするなど脚は見せましたが、なかなか成績が上がってこなかったため、3歳6月のデビュー6戦目でダートに鞍替え。すると、前からは離されたものの長く脚を使って4着に好走し、その後はダートが主戦場となりました。ダートでも後方から追い上げるスタイルで徐々に勝ち馬との着差を詰め、ちょうど10戦目となる札幌1700m戦ではまくり気味に進出して早めに先頭に立つ積極的な競馬で後続を突き放し、2馬身半差で完勝。待望の初勝利を挙げています。
1勝クラスに上がってからはなかなか展開もはまらず、着順もひと息。4歳2月の一戦のあとは、蟻洞を発症してしまい、治療のため1年以上の休養も余儀なくされました。ただ、この休養が良かったのか、馬体重が20kg以上増えていた5歳3月の復帰戦（阪神ダート2000m）で5着と掲示板を確保。その後も大崩れすることが少なくなり、同年の秋には福島ダート2400m戦、中京ダート1900m戦で連続して3着に食い込んでいます。
昨年もコンスタントに10戦を消化。中央で掲示板を3度確保し、11月には名古屋1900mの交流競走で0秒2差の2着に駆けています。年明けの前走も、小倉ダート1700m戦でメンバー中3番目の上がりタイムをマークし、10着ながら1秒3差と大きくは負けませんでした。
終い勝負の脚質ながら、小回りコースにも対応できる器用さがあるのもセールスポイントで、名古屋の交流競走では早めに先頭に躍り出るような場面もありました。脚元そのものには基本的に不安がない馬で、復帰後コンスタントに競馬を使えていることで証明されています。母が7歳時のオープンでも好走したように息の長い活躍ができる血統で、長期休養を挟んだぶん馬もまだまだ傷んでいません。即戦力として大きな期待が持て、今後も数多く競馬を使っていくことができるでしょう。

なお現在、左前蹄に蟻洞、両トモにケイクン、鞍傷がみられます。添付の画像をご確認ください。現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
2月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：コウトミックレーシング