ジャングルムーンの16　Jungle Moon16　　牡　１歳　　※中期育成中の１歳馬

競馬関係者羨望の良血馬が出品です。
父は2015年から2年連続で地方競馬リーディングサイアーに輝き、今年もジャパンダートダービーでJRA勢を一蹴したヒガシウィルウィンらの活躍で首位を独走しているサウスヴィグラス。母ジャングルムーンは愛国産で欧州が誇る名種牡馬サドラーズウェルズの娘です。半兄にはJRAで5勝を挙げているカリスマサンスカイがおり、確かな母系の血脈から、そろそろ大物の産駒が登場する頃でしょう。
本馬の幅があって豊かな骨量を誇る馬体は、父サウスヴィグラスの特徴を受け継いでいます。ホッカイドウ競馬の若松平調教師曰く、「サウスヴィグラス産駒ではオープン馬を管理させていただいたことがありますが、産駒の多い特徴として父と同じ栗毛に出ると特に走るという印象です。地方の砂の深い小回りコースでは、ヒガシウィルウィンがジャパンダートダービーを勝ったように距離の融通性もあります。ジャングルムーンの2016のように馬格があり、母系もしっかりした血統馬でJRAへの挑戦や地方交流G1馬に育て上げるのが調教師の大きな夢です」とのことで、柔らかいしなやかな動きと欠点の見当たらない馬体構成からも、父の代表産駒の1頭になり得る可能性を十分に感じ取れる馬です。

7月27日の第163回サラブレッドオークションに出品した際は応札こそなかったものの、ウォーキング動画の再生回数が1週間で500回超と本馬に対する関心の高さが窺えました。ただ、「このような馬がなぜ今までセリに出されなかったのか？」、「どこか悪いところがあってセリに上場されなかったのだろう？」という疑問の声が多く寄せられました。
本馬は共有でJRAにて走らせる契約を早くに締結しておりましたが、このたび馬主様の事情で契約を継続することができなくなりました。本馬が一度もセリに上場されなかったのはこのため。また、前回出品から中1週空けたのは、上記の疑問を抱かれた方々に実馬をご覧になっていただくためです。そして近年、新たに馬主の資格を取得された方々にも走る馬を持っていただき、競馬の醍醐味を味わっていただきたいという想いからです。
動画でご覧いただいた通り、昼夜放牧中の馬とは思えない馴致状況はどの牧場にも勝るとも劣らないものです。
サマーセールではサウスヴィグラス産駒が34頭上場されますが、その中で牡馬の栗毛はわずかに5頭のみ。本馬にはその希少価値の魅力があります。
既存のセール以外からも本馬のような大きな可能性を秘めた1歳馬が出品されるという、新しい競馬社会の先駆けになることを願っての再出品です。
なお、落札された方にはレントゲン写真を添付いたします。

【本馬についての現状説明】
現在は昼夜放牧中で、朝4時に集牧し、朝の飼い付け。5時に再び放牧に出して、17時に集牧と夕方の飼い付け。手入れ馴致の後、18時に放牧に出すというスケジュールです。（阿部栄乃進牧場担当者）


※本馬の測尺は、体高152.5cm、胸囲179cm、管囲20.0cm、馬体重は433kgです（8月7日現在）。

※阿部栄乃進牧場（北海道勇払郡厚真町）で繋養しており、9月30日（土）までは無償でお預かりします。


販売申込者：（有）カトウＴＭＫトレーニングファーム