カルフレグランス　Cal Fragrance(USA)　　牝　　４歳　　※地方競馬　在籍

父カリフォルニアクロームは、Pulpitの仔Lucky Pulpitを父に、Not For Loveを母の父に持つ米国産馬。3歳時の2014年にはケンタッキーダービー、プリークネスS、サンタアニタダービー、ハリウッドダービーと4つのG1を制して、米年度代表馬と3歳牡馬チャンピオンに選出。5歳時の2016年にはレコード勝ちとなったドバイワールドCをはじめ、オーサムアゲインS、パシフィッククラシックとさらに3つのG1勝ちを積み上げ、自身2度目となる米年度代表馬、そして古牡馬チャンピオンの座に輝きました。現役引退後は2017年から米国とチリで種牡馬入り。すでに米重賞馬を複数誕生させており、2020年からは日本にて種牡馬生活をスタート。本邦1、2年目ともに140頭を超える種付けオファーを集め、人気を博しています。父同様、その産駒には芝・ダートを問わず、他を圧倒するパフォーマンスを期待しても良さそうです。

一方の母系は、近親にケンタッキーダービー、プリークネスSの二冠を制して米最優秀3歳牡馬に選出され、その後ドバイワールドCの覇者となって競馬の殿堂入りを果たした芦毛の名馬シルバーチャームがいる米国屈指のファミリー。母ライトゼアは米2歳G1シャンデリアSで3着の実績を誇っており、おばに米重賞勝ち馬でデルマーオークス3着のSuper Freaky、いとこにG3セナターケンマディS勝ちなど米重賞戦線で活躍したFair Pointと活況。堅実にして爆発力を秘める優秀な系譜を汲んでいます。

JRA所属時は2歳7月の函館・2歳新馬（芝1200m）で早期デビューを果たし、続く2戦目の札幌・2歳未勝利（ダ1700m）で3着に好走しました。そして、ダート適性を活かすべく、3歳6月に南関東の川崎に移籍。これが功を奏し、移籍2戦目の川崎・オーブ特別（ダ1500m）で初勝利を飾ると、3歳6月～10月に5戦3勝2着2回の好成績をマーク。特に2勝目となった9月14日の川崎・ルドベキア特別では、のちに重賞ウイナーとなるカイカセンゲンをハナ差で退けるなど、能力の高さを垣間見せています。川崎の3歳牝馬限定重賞・ロジータ記念（ダ2100m）でも3番人気に推されたほどでした。近走はB2クラスの壁にぶち当たり、2桁着順が続いていますが、南関東でオープンを勝った実績の持ち主でもありますので、環境や相手関係が変われば再び活躍する可能性は十分あるでしょう。
なお、右前球節がモヤつくことがあります。腫れが出たり、引いたりの一進一退を繰り返す慢性的なものですが、これまでうまく付き合いながら競走生活を送っています。予めご理解の上、ご入札くださいますようお願い申し上げます。記載事項に関するキャンセルには応じられません。ノークレームノーリターンでお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
大人しく、乗りやすいタイプで、追い切りでもよく動きますが、最近は前進気勢が強すぎて、レースでは引っ掛かってしまう場面がしばしば。そのあたりも成績に影響していると思います。（川崎競馬・甲田悟史調教師）


※2021年7月5日（3歳時）の競走を疝痛により出走取消しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
4月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：吉田　照哉