アブノダンティア　Abuno Dantia　　牡　　３歳　　※地方競馬　在籍

父スズカコーズウェイはGiant's Causeway産駒初の国内重賞勝ち馬で、京王杯スプリングCなど6勝。スタッドイン後の3年間は10頭程度の種付け頭数でしたが、ファーストクロップ7頭のうち6頭が、セカンドクロップ5頭のうち4頭が勝利を収めるなど出来の良さが話題を呼び、その評価は急上昇。4年目には61頭の種付けオファーを集めました。一昨年の北海道スプリントCで僅差2着したスズカコーズライン（大和S、オータムリーフS）をはじめ、中央準OP馬サイファーシチー（浦安特別）、東海地区で重賞5連勝、金沢の重賞をレコード勝ちしたニュータウンガール、大井・優駿スプリントなど地方重賞3勝のバンドオンザラン、他にもファルコンウィング（南関東重賞・戸塚記念2着、雲取賞2着）やプリモジョーカー（門別重賞・リリーC）、スズカユース（門別重賞・フローラルC）など、産駒はおもにダートで強さを発揮します。

一方、母系を見ますと、きょうだいは実に7頭が勝ち上がっており、うち4頭が3勝以上の白星を挙げています。いとこには東京盃3着のプラチナグロースなどの活躍馬がおり、祖母ミンデンローズの全妹ゴールデンカラーズはクイーンCの2着馬で、その娘にはキーンランドCを勝ったチアフルスマイル。曾祖母はケンタッキーダービーなどに優勝した米国の歴史的名牝Winning Colorsという血統で、一族は米国、日本で広がりを見せており、米G1アラバマSに優勝したエスキモーキセスなど、多数の一流馬を送り出しています。
また、スズカコーズウェイ×サンデーサイレンスの配合からは、中央3勝スズカゴーディー（立川特別）や、園田重賞・園田プリンセスC2着フィールザファイアなど、複数の勝ち馬が出ています。

2020年の北海道サマーセールにて385万円で落札。翌年5月の大井・2歳新馬で早期デビューを果しました。1～3戦目はいずれもダート1200m戦に出走し、6、6、7着。4ヵ月の休養を挟み立て直した4戦目、11月1日の大井・2歳52.5万円以下（ダ1400m）では4、5番手追走からジリジリ脚を伸ばし、3着に入りました。しかしそれ以降は大きな進展がなく、昨年12月以降は2桁着順が続いている現状です。環境や条件などを変えて、再スタートを切らせてあげるべく今回のオークション出品を決断した次第です。3歳の若駒であり、まだまだ成長を見込めます。入札をご検討いただければ幸いです。

【本馬についての現状説明】
昨年の5月のデビュー以来、既に10戦を消化。とにかく丈夫なところがセールスポイントだと思います。ただ、そうは言っても昨年の11月から、2ヵ月以上の休みを一度も挟むことなく使い込んでいますので、一旦リフレッシュして、立て直せばいい頃の走りに戻るでしょう。また、装鞍所からパドックへ行くとイレ込む癖がありますので、注意した方がいいと思います。（大井競馬・月岡健二調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
4月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：田邉　拓也