ボウトロイ　Bau Troi　　牡　　４歳　　※地方競馬　在籍

父ストロングリターンは6歳時に当時の日本レコードタイムで安田記念を制覇。スタッドイン後の2017年には新種牡馬として二世が真っ先に勝ち名乗りを上げました。中央では現在OP特別 3連勝中のプリンスリターン（シンザン記念2着、アーリントンC3着、函館2歳S3着、朝日杯フューチュリティS5着）をはじめとして、ツヅミモン（シンザン記念2着）やペイシャルアス（カンナS）、フラリオナ（ききょうS2着）、地方でもテツ（金沢重賞・MRO金賞）やジェッシージェニー（金沢・名古屋・佐賀重賞3勝）、クロールキック（水沢重賞・スプリングC、寒菊賞）、フレアリングダイヤ（大井重賞・金盃2着）といった産駒たちが全国の重賞やOPレースを賑わせるなど、芝はもちろんダートもまったく苦にしないことから、玄人好みの頼れる存在として人気を博しています。

一方、母系はWaterway（カルヴァドス賞、仏1000ギニー3着）を産んだBoulevardを4代母に、英ナッソーS3着Silken Wayを曾祖母に持ち、近親には英重賞2勝Painter's Row（クレイヴァンS、ホーリスヒルS）や仏重賞勝ち馬Sediciosa（ロワイヨモン賞）らが存在。祖母ポインテッドパスからは日本の地で大きな展開を見せており、母の全弟に最優秀3歳牡馬ネオユニヴァース（日本ダービー、皐月賞、菊花賞3着）、青葉賞5着アグネスプラネット、母の全兄に京成杯2着チョウカイリョウガ、おばに仏重賞勝ち馬Fairy Pathと活躍馬がズラリ。きょうだいのうち、半兄ブラヴォバンビーノ、アイアムポセイドンの2頭が中央で勝ち星をマークしています。

2歳6月にホッカイドウ競馬よりデビュー。2戦目のダ1200m戦で初勝利を飾り、6戦目の門別・日高国際スキー場賞（ダ1500m）も勝利するなど、門別では8戦2勝（2.1.1.4）という成績を残しました。そして同年のホッカイドウ競馬終了後に川崎の現厩舎へ移籍。初戦は2着に惜敗しましたが、2戦目の川崎・羽根つき特別（ダ1400m）を3馬身差で圧勝すると、4月には川崎の重賞・クラウンカップ（ダ1600m）にも駒を進めたことがありました。今年に入ってからは騎乗したジョッキーの進言もあって、1200m以下のスプリント戦にシフトチェンジしており、2月15日の船橋・フェブラリーダッシュ（ダ1000m）では、出遅れて後方からの競馬を余儀なくされましたが、最後の直線で内を突いて鋭く伸び、3着に追い上げる力走を見せています。昨年の8月末以来、一度も2ヵ月以上の休養を挟まずにコンスタントに出走を重ねているように、タフで丈夫さを感じるタイプ。520㎏を超える恵まれた馬格から繰り出されるスピードは大きな魅力です。引き続き即戦力として期待が持てると思います。

【本馬についての現状説明】
トビが大きく、ダイナミックなフォームが印象的です。レースでは少し引っ掛かる面があり、道中でもっと我慢ができれば結果が変わってくると思います。今年に入ってから短いところ中心に使いましたが、川崎の900m戦は少し忙しい印象でした。1000～1200m向きのタイプですね。（川崎競馬・岩本洋調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
4月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：西森　鶴