ムッシュパイロ　Monsieur Pyro　　牡　　５歳　　※中央競馬　登録抹消

ムッシュパイロをご紹介いたします。

父はパイロ（USA）、2021年度の地方サイアーランキングにおいて、サウスヴィグラスに次ぐ2位の成績を残した次世代のダート界を牽引する種牡馬です。昨年はミューチャリーが地方所属馬初となるJBCクラシック（Jpn1）制覇を達成。今年度も佐賀記念（Jpn3）をケイアイパープルが、メイショウハリオがマーチS（G3）を制し2つ目の重賞タイトルを手にしており、より一層の産駒の活躍に期待がかかります。

Kingmambo産駒のレディミドルトン（USA）を母に持つ本馬は、半姉に淀短距離ステークス（OP（当時））を制し、続くシルクロードステークス（G3）ではストレイトガールの0.4秒差の2着に迫ったレディオブオペラ、めいに現3勝クラスのバルトリがいるなど、活躍馬が数多く輩出するファミリーの出身となっております。

本馬は2019年5月、2歳時の育成段階において左前肢に軽度の繋靭帯炎を発症し、9月まで乗り運動を休んだ為にデビューが遅れ、初出走は3歳となった2020年4月11日の阪神・ダート1800m戦となりました。しかしレース後の検査で喉頭片麻痺が判明し、同年5月27日にタイバック手術と声帯切除術を実施。再度の休養を余儀なくされました。
その間に未勝利戦の終了期限を迎え、門別競馬場へと移籍しました。復帰戦の9月29日の1500m戦では上がり最速の末脚を披露して初勝利を挙げ、続く1700m戦を制し2連勝を決めました。その後JRA競走に復帰し、初戦の2021年1月16日の小倉・ダート1700m戦こそレース中に鼻出血を発症した為に14着となりましたが、復帰2戦目の阪神・ダート2000m戦では、先日のダイオライト記念（Jpn2）で2着に好走した現オープン馬、エブリワンブラックの0.6秒差の3着に迫るなど、力のある所を見せました。
しかし4月21日の調教中に右後肢第三中足骨骨折を発症し、螺子固定手術を行いました。同年9月から乗り運動を再開し、2022年3月5日に競走復帰を果たしますが、2戦を消化するも共に7着と入着を果たせなかった為にJRA競走への出走を諦め、新たな活躍の場を求めて今回の上場となりました。
本馬はJRA競走において勝利することは出来なかったものの、門別競馬場では既に2勝を挙げており、地方競馬への適性を感じさせます。また、550キロを超える雄大な馬体の持ち主が故に、デビュー以来順調さを欠いていたところがありましたが、今年の復帰後はコンスタントに出走出来ており、良化の兆しを十分に感じさせてくれます。5歳ですがキャリアは7戦と使い込まれておりませんので、新天地で調整がさらに進められれば本来の能力を発揮してくれると期待しております。
なお本馬は現在、調教中にDDSPのような異常呼吸音が時折聴取されるため、レース時は念のため舌を縛っておりますが、パフォーマンスへの影響は認められません。したがって、内視鏡による喉の精密検査も行っておりません。
現状をご理解の上、ご検討、ご入札いただきますよう、よろしくお願いいたします。


※2021年4月21日（4歳時）の調教中に右後肢第三中足骨骨折を発症。事故見舞金10号（調教中の事故により事故発生の日から6ヵ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）の適用を受けています。同日に螺子固定手術を実施し、同年9月から乗り運動を再開して2022年3月5日に競走復帰しています。

※2021年1月16日（4歳時）の競走中に鼻出血を発症しています。

※2020年5月27日（3歳時）に喉頭片麻痺に対し、タイバック手術と声帯切除術を実施しています。また、調教中にDDSPのような喘鳴音が時折鳴るため、レースの時は舌を縛っております。

※2019年5月（2歳時）に左前肢に軽度の繋靭帯炎を発症したため、2019年9月まで乗り運動を休み、その後2020年4月にデビューを迎えています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
4月23日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)