ミツカネラブリー　Mitsukane Lovely　　牡　　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ラブリーデイは新馬、野路菊Sを連勝するなど早い時期から注目を集めていましたが、3歳クラシックでは結果が出せず、本領を発揮したのは古馬になってから。5歳時の中山金杯で重賞初制覇を飾ると、続く京都記念も連覇。天皇賞・春は8着に終わりましたが、鳴尾記念を勝って挑んだ宝塚記念でG1初制覇を飾ります。秋は始動戦の京都大賞典を快勝し、続く天皇賞・秋も制覇。この年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬に輝きました。その後は白星を挙げられませんでしたが、G1で安定した成績を残し6歳いっぱいで引退。種牡馬入りしています。2020年に産駒がデビューし、7月4日の阪神芝1400mの新馬戦でジャカランダレーンが勝ってJRA初勝利。その後ももみじSで3着と活躍しています。また、ロンギングバースは芝1200mの朱竹賞で2勝目。産駒は芝の短距離から、ダートの中距離まで様々な条件で勝ち星を挙げており、大井のプライルードが全日本2歳優駿で3着となるなど、地方競馬でも結果を残しています。

母系を見ますと、母トリルビーはJRAで4着が最高でしたが、その半兄にはNHKマイルCを勝ったロジックがいます。祖母エイプリルドラマはJRAの芝で4勝。3代母のフアインドラマも4勝を挙げ、愛知杯2着などがある活躍馬で、4代母スイートベリーもオープン勝ち馬という筋の通った牝系です。芝、ダートを問わずに多くの活躍馬を送り出してきた堅実性の高いファミリーとなっています。

本馬は2021年12月4日に中山ダート1800mの新馬戦でデビュー。スタートは互角でしたが、その後はスピ―ドに乗り切れず、追っつけ気味に中団を追走する格好となりました。向こう正面でステッキが入るなど、手応えは決して良くありませんでしたが、最後までしぶとく脚を使っており、15頭立ての7着でゴール。勝ったホウオウルーレットが7馬身差の圧勝で前からは離されましたが、タフなところを見せてくれました。
その後もダートの長めの距離を使い、ラストはしぶとく食い下がって一戦ごとに着差を詰めてきましたが、前走の東京2100m戦では思ったほど脚を使えずに16頭立ての14着。このタイミングでのオークション出品となります。
大型馬でバタバタ走るようなところがあり、スピード不足を感じていたため、1800m以上を使ってきた経緯があります。前走はひと息でしたが、それまでは最後にしぶとい脚を使えており、簡単にはバテないスタミナを秘めているため、今後もそうした武器を生かした競馬になると思います。奥手のラブリーデイ産駒で、これから心身ともに成長が見込めますし、キャリアを積むことで道中の反応なども変わってくるはず。新天地での変わり身に期待しています。
なお現在、右前にソエを発症しています。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
4月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小山田　満