スズカゴーディー　Suzuka Gaudy　　牡　　８歳　　※中央競馬　登録抹消

父スズカコーズウェイはGiant's Causeway産駒の持ち込み馬として日本で走り、通算44戦6勝。3歳時にニュージーランドTで4着になるなど、早い時期から重賞でも好走しましたが、本格化は古馬になってからで、5歳時の京王杯SCで重賞初制覇を飾りました。G1には3度挑戦し、6歳時の高松宮記念の6着が最高でしたが、息の長い活躍を見せた一流馬です。産駒のデビューは2016年。血統登録された初年度産駒はわずか7頭でしたが、6頭が勝利を挙げ、バンドザラインが門別の栄冠賞、イノセントC、大井の優駿スプリントと重賞を3勝。ズスカコーズラインはオープン2勝を含む7勝を挙げて北海道スプリントCで2着と活躍しました。その後も地方競馬を中心に重賞活躍馬を輩出し、種牡馬としての評価は上昇しています。

母系を見ますと、母アイシースズカはJRAで芝2勝、ダート1勝。きょうだいは3頭がJRAで白星を挙げる他、半兄スズカアポロが名古屋で12勝するなど、地方競馬でも多くの白星を挙げています。母のきょうだいも5頭がJRAで勝ち上がるなど堅実な一族で、祖母アイシングスズカもJRAの芝で新馬勝ち。3代母アイシングは英G3フィリーズマイルの勝ち馬で、その子孫には英G1フュチュリティSを勝ったアルハレブ、仏G1モルニー賞勝ちのマイボーイチャーリー、豪G1ザギャラクシー勝ちのスノーランドなど、世界各地のG1勝ち馬、種牡馬が出ています。

本馬は2016年11月19日に東京ダート1400mの新馬戦でデビュー。1番人気に支持されましたが、好位追走からラストの伸びを欠き、現3勝クラスのアスタースウィングから2秒3差の6着に敗れました。ただ、競馬を使うごとに反応が良化し、3戦目の中山ダート1200m戦ではタイム差なしの2着。同舞台の4戦目では好位から楽に抜け出して初勝利を挙げています。
昇級初戦の中山ダート1200m戦でオープンまで出世したハットラブと同タイムの3着になるなど、1勝クラスでも差のない競馬を続け、4歳3月の中山ダート1200m戦で2勝目。すると、2勝クラスへの昇級2戦目の立川特別ではメンバー最速の上がりタイムをマークして差し切り、早くも3勝目を挙げました。
3勝クラスへの昇級初戦となった薫風Sでは後方から追い上げて0秒8差の7着。そこまで差のない競馬を見せたあと、一旦降級しました。さすがに2勝クラスでは大崩れすることなく上位争いに食い込んでおり、3勝クラスへの復帰も間近と思われましたが、2着3回、3着4回がありながらなかなか勝ち切れていません。なお、前走後は右前の出が硬かったためレントゲン検査を行いましたが、骨に異常はなく、橈側手根屈筋の筋肉痛という診断が出ています。
8歳になってからのオークション出品とはなりますが、昨年の走りからすれば能力的な衰えは感じさせず、今年の3戦も全て2桁着順とはいえ、着差的にはそこまで大敗している印象はありません。無理使いもしておらず、まだまだハイパフォーマンスを発揮できるでしょう。差す競馬が板についてはいますが、1200mでも先行できるようなダッシュ力も秘めた馬で、小回りの競馬場でも流れに応じた競馬ができると思います。格付け次第では即戦力として活躍してくれるでしょう。
なお、両前の蹄の内側が慢性的に圧迫されているため、4分の3鉄を使用しています。現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
4月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：永井　啓弍