マインエンブレム　Mine Emblem　　牡　　３歳　　※地方競馬　在籍

父シビルウォーは現役時にブリーダーズゴールドC連覇や名古屋グランプリなど交流重賞5勝を含む11勝を挙げたダートの鬼。特筆すべきは10歳時まで現役を続けてパフォーマンスを維持したことで、全51戦を戦い抜いた〝無事是名馬〟の典型例と言えるでしょう。2018年にデビューイヤーを迎えた初年度産駒以降のパフォーマンスを見る限りでは、やはりレース数を使える砂巧者が多く存在しており、中央では2勝を挙げたフーズサイドや、地方6戦5勝後に中央再転入初戦を勝利で飾ったコンボルブルス、地方ではスプリングメドウ（名古屋・湾岸スターC、東海ダービー3着）やサラコナン（姫路・兵庫ユースC）といった重賞勝ち馬を筆頭に、シラカミロード（盛岡・若駒賞2着）、リュウノアーダーン（金沢・加賀友禅賞2着）、クラウォー（門別・王冠賞2着）、コンバットファスト（盛岡重賞・若鮎賞3着）らが躍進。ウォーエンブレムの貴重な血をつなげています。

一方、母系は米G1アーリントンワシントンラッシーSの覇者Trumpet's Blareやベイメドーズオークスの勝ち馬Passing Viceを産んだPassing Lookを4代母に持ち、Albert the Great（米G1ジョッキークラブゴールドC）やArcher City Slew（サンヴィセンテS）といった種牡馬たちもこのファミリーの出身。半姉には交流重賞エーデルワイス賞4着のパキラパワーがおり、おばロックオブサリサは良血外国産馬としてシンガポールターフクラブ賞や秋吉台特別、九重特別など中央4勝を挙げて準OPまで昇級したキャリアの持ち主。いとこのショウナンタイザンは新馬勝ちを含む中央2勝、1000万下クラスでも2戦続けて2着と力のあるところを見せました。

今年3月20日の中山・3歳未勝利（ダ1200m）でデビューしましたが、精神面でも肉体面でも成長途上であることが否めず、スタートから終始後方のまま15着。勝ち馬から5秒5離されるタイムオーバーとなったことから、高知競馬への移籍を決断しました。しかし、その初戦となった5月1日の高知・3歳-5（ダ1400m）でもレース内容に大きな進展はなく、再び大敗。頭数整理の都合もあって、今回のサラブレッドオークションに出品する運びとなりました。
調教師から両前脚にソエが出ているとの報告を受けていますし、また心身ともにまだまだ幼いことから、少し時間がかかるかもしれませんが、伸びしろは十分残していると思います。しっかりしてくれば、走ってくる可能性は十分あるでしょう。
現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
両前にソエが出ており、触診で痛がります。そのため仕上げにくかったですし、レース結果を見ると、まだまだ乗り込みが必要だと思います。また、併せ馬で気持ちの面の成長も促してきましたが、まだまだ走る気がない感じですね。そんな状況ですので、今後しっかり乗り込めるようになってくれば、ガラッと変わる可能性はあると思います。（高知競馬・雑賀正光調教師）


※さく癖があります（軽度）。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※高知競馬場・雑賀正光厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
5月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：峰　哲馬