ラブティー　Love Ty　　牝　　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ディーマジェスティはデビュー3戦目で勝ち上がり。2歳暮れのホープフルSは当日に回避したものの、3歳初戦の共同通信杯をメンバー最速の上がりで差し切って重賞初制覇を飾りました。続く皐月賞では8番人気の低評価を覆して豪快な追い込みを決め、1冠目を手にします。続くダービーでも優勝争いに食い込みましたが、ここはマカヒキ、サトノダイヤモンドに次ぐ3着。秋はセントライト記念を勝って菊花賞に挑み4着と、世代トップの走りを続けました。ただ、その後は展開にも泣かされて結果が出せず、4歳秋に引退が発表され、種牡馬入りしています。産駒のデビューは2021年。7月の函館ダート1000m戦でワンエルメスがJRA初勝利を挙げ、その後もシゲルファンノユメがカンナSで2着。クロスマジェスティはアネモネSに優勝と活躍馬が出ています。地方のダートでも順調に産駒が勝ち上がっています。

母系を見ますと、半姉ラブバルドーは昨年金沢で3連勝。母ラブカテリーナはJRAで3勝して0勝でしたが、そのきょうだいにはダートで3勝を挙げたメトロポリスなどJRAでの勝ち上がりが多く、祖母ラブカーナはオークス3着、秋華賞5着の活躍馬です。ファミリーは多くの種牡馬を送り出してきた名門で、欧州だけでなく、アルゼンチンのG1ラプラタオークスを勝ったRica Royなども出ており、非常に多彩な活躍を見せています。

本馬は2021年8月28日に新潟芝1800mの新馬戦でデビュー。イクイノックスやサークルオブライフといったハイレベルなメンバーを相手に果敢に先行しましたが、やや掛かり気味なところも見られ、直線に入ると早々と後退。最下位の15着に終わり、タイムオーバーとなりました。
初戦のあと、骨などには異常はなかったものの少し跛行が見られたためひと息入れ、年明けに中山ダート1200m戦で復帰。全く異なる条件での競馬となりましたが、スタートで少し外に振られながらもダッシュがついて、道中は中団を手応えよく追走。3、4コーナーも勢いよく回って直線は外に出しで脚を使いました。久々のぶんかラストはやや息切れした格好で、結果は16頭立ての14着でしたが、馬群から大きく離されずにゴールできたのは収穫で、短い距離への適性は示してくれたと思います。
その後も芝、ダートを問わずに短めの距離を使っていますが、なかなか成績は上がらず、前走で3走成績による出走制限を受けたこともあり、今回のオークション出品となりました。その前走も後方から16頭立ての10着まで追い上げた内容は悪くありませんでしたし、これから心身ともに成長してパワーがついてくれば、もっといい走りができるようになるでしょう。きょうだいも地方に移籍してからいい走りができており、相手関係が楽になることで、早い段階でチャンスが巡ってきそうです。
なお現在、皮膚病を発症しています。添付の画像をご確認ください。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
5月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：増田　陽一