コロッケ　Korokke　　セン　　３歳　　※地方競馬　在籍

父トーセンホマレボシは天皇賞・秋など重賞を4勝したトーセンジョーダンの半弟。期待のディープインパクト産駒として京都新聞杯を当時の日本レコードタイムで制し、続く日本ダービーでも僅差の3着とポテンシャルの高さを見せました。また種牡馬としても初年度産駒にあたるミッキースワロー（日経賞、セントライト記念、七夕賞、天皇賞・春3着、ジャパンC5着、大阪杯5着）が王道路線を邁進。以降も準OP馬ハイヒール（小倉日経OP3着）やダディーズマインド（ラジオNIKKEI賞4着）、カレングロリアーレ（相模湖特別）、地方ではカガノホマレ（金沢重賞・サラブレッド大賞典）やシベリアンプラウド（門別重賞・王冠賞2着）、ブルーヘスター（名古屋重賞・ベイスプリント3着）など、芝はもちろんのことダートへの対応力も見せています。

一方、母系は欧州に由来し、雲取特別など3勝を挙げた5代母ストレートアローから長年にわたって日本の地で育まれてきた血脈。おばにG1馬アローキャリー（桜花賞、阪神ジュベナイルフィリーズ2着）、おじに笠松9勝サイキョウリズム（名古屋重賞・ゴールドウィング賞2着）、いとこに中央5勝ランチボックス（斑鳩S、ハッピーエンドC、白老特別、すずらん賞3着）など、未勝利戦・桐花賞と2連勝でラジオたんぱ賞に駒を進めた祖母アロールーシーからさらに勢力を広げており、信頼と安定のファミリーを築いています。
また、トーセンホマレボシ×ストラヴィンスキーの配合からは、浦和・園田で計4勝を挙げたトーセンプロセスが出ています。

本馬は2歳8月の大井ダート1,600ｍでデビュー。スタートは許容範囲でしたが、終始外を回します。勝負処から手応えが怪しくなりズルズルと後退、見せ場もなく殿負けを喫してしまいます。一旦リフレッシュ休養を挟み仕切り直しで挑んだ2戦目はレース内容が一変します。ポンと好スタートを切り2番手からすんなりと流れに乗りますが、捲り気味に進出した勝ち馬のペースに惑わされることもなく3着を死守します。勝ち馬の能力が違っていただけで次走へ望みを繋げる内容でした。ところが3戦目は中団から進めるものの伸びずバテずの内容で8着でゴール。思いのほか変わり身が見られないため、本年より園田競馬へ活路を求めます。序盤の位置取りは悪くありませんが、2戦とも園田特有のタイトな流れに対応出来ず後方に沈んでしまったため、このタイミングを機にサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。

デビュー前から去勢しているようにやや気難しい面を抱えていますが、すんなりとしたレースが叶えばやれる力があることは証明済み。条件がマッチする競馬場への移籍が叶えば覚醒しても不思議ない馬でしょう。尚、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
気性が幼く、園田の舞台設定（タイトなコース）では他馬を怖がってしまい、途中でレースをやめてしまう傾向にあります。フルゲートが少頭数の競馬場であれば比較的展開がバラけるはず。自ずと力を発揮しやすくなるのではないでしょうか。（園田競馬・石橋満調教師）


※2021年4月29日（2歳時）に去勢手術を行っています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※西脇競走馬休養センター（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
5月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：横田　秀明