ラブカプチーノ　Love Cappuccino　　牝　　４歳　　※地方競馬　在籍

父ジョーカプチーノはNHKマイルCなど重賞3勝を挙げたスピード馬。種牡馬入り後の数年間は種付け頭数に恵まれなかったものの、初年度産駒のジョーストリクトリがニュージーランドトロフィーで重賞を制し、マイネルバールマンが端午S、クリスマスローズSに勝利した実績、さらには勝ち上がり率の高さなどが話題を呼び、その評価は一変。2017年には100頭を超える種付けオファーを集めました。以降も中央ではナムラリコリス（函館2歳S）やジョーアラビカ（京阪杯3着）、ジョーマンデリン（函館スプリントS3着）、ネクストストーリー（フェアリーS5着）が、地方ではサイダイゲンカイ（門別重賞・栄冠賞）やジョーロノ（浦和重賞・ニューイヤーC2着、船橋重賞・平和賞2着）らが躍進。今後のさらなる繁栄にも期待が寄せられています。

一方、母系を見ますと、母ラブカーナはオークス3着、秋華賞5着と牝馬クラシック戦線で大いに活躍を遂げました。きょうだいにはダートで3勝を挙げたメトロポリス、ダート初戦で勝ち上がったボールドスパルタン、現在1勝クラスで活躍中のラブロッソーと中央での勝ち上がりも多く、ファミリーは数多くの種牡馬を送り出してきた名門。近親にはヨーロッパだけでなく、アルゼンチンのG1ラプラタオークスを勝ったRica Royなども名を連ねるなど、非常に多彩な活躍を見せています。

2020年8月に美浦・大和田成厩舎よりデビュー。当初は先述の通りオークス3着馬ラブカーナの娘ということで、芝を中心に使い、中山の芝1800mで5着に好走したこともありましたが、小柄だった母とは対照的に、500㎏前後の好馬体を誇っていたことから、3歳3月から本格的にダートへ矛先を変えると、中京や新潟のダート1800mで2、3、2着と続けて好走。他馬よりパワーに優れていることに加え、デビュー当初から見せていた逃げ先行力がダートでも発揮されたことが好結果につながったと思われます。

しかし、中央で勝ち上ることは叶わず、今年からまず大井へ移籍。2戦を消化しましたが、思うような結果が出なかったため、3月からは兵庫の現厩舎へ。しかし、ここでも勝ち負けに持ち込めず、昨年のような走りが見られません。その要因としては、クラス的にメンバーが強力であること、またハナに行く自分の競馬ができていないことが挙げられます。他地区で相手関係が変わり、楽に自分の競馬に徹することができれば、結果が全然違ってくると思います。また、昨年8月の中央での最終戦後からヒザの故障により休養していたことが多少影響しているのかもしれません。復活する可能性は十分あると思います。

また、オークス3着馬ラブカーナの娘で、馬格もしっかりしていることから、繁殖牝馬としての活躍も期待できるかもしれません。そちらもご一考いただければ幸いです。
現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
こちらでは当初B2クラスで、現在はC1となりましたが、残念ながら結果が出ていません。ハナに行って、この馬の競馬ができれば変わってくると思っていましたが、そういう形に持ち込むことができませんでした。（園田競馬西脇・長倉功調教師）


※2021年8月（3歳時）、右前橈側手根骨の剥離骨折を発症しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※大浦牧場（兵庫県加古川市志方町）に在厩しており、預託料は3,520円/日（税込）です。
5月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：増田　陽一